あがたといえば「県」という字が思い浮かぶ。
調べてみたら、元は県神社(あがたじんじゃ)の森の跡であった。
そこに旧制の松本高校ができた。何度も言うが日本登山のメッカであった。
現在は「あがたの森公園」となっている。松本駅から東へ1.5キロ。
歩いていると、高校生らしき群れの中に入る。そしてその人たちは公園の入り口から吸い込まれる。
地図で見ると、高校3校が近くにある。松本県ケ丘高等学校、エクセラン高等学校、松商学園高等学校。
あがたの森公園入り口、右には「松本等學校跡地」とある。
古い建物は閉まっていて、文化会館移転のお知らせがある。
重要文化財、旧松本等學校講堂
コーヒーショップがある。入らなかった。
進むと大木が目につく。右の方へ行く。
公園らしい明るい場所に出た。
庭園風になる。
橋の側に四阿がある。
四阿はかなり大きい、池もそれなりに広い。
平和の誓い
タイミングが悪かった。午後遅くが良いか。
公園の外へ出て、松商学園の南側へ行くと薄川がある。川に沿って歩く。
川の向こう側は、地図では「アルプス展望のしののめみち」とあるが、古道なのか。
工事中ながら、水は清い。この上は右に曲がり、山間になるとはいえ、人家は多い。水質に気をつけているのだろう。
途中で筑摩神社(つかまじんじゃ)が目に入った。重要文化財に指定された由緒のある神社であるが、残念ながら、わたしの興味は引かなかった。
正面から見て左側。
こちらが正面になる。
神道は教えのない宗教とも言われる。訓戒を垂れることはないし、宗教人としての定まった規程はない。
価値は人々が大事にしてきたという歴史のみだ。それ故、解説者がいないと価値や意味が判らない。一応正面から手を合わせてきたが、見ず知らずの人が手を合わせる、そこが価値かも知れない。