戦前の堀切には武蔵園・吉野園・観花園・小高園・堀切園などの菖蒲園があった。現在残っているのは、堀切園が縮小されたここだけである。昭和三十四年五月東京都に買収され、翌年六月一日から東京都立堀切菖蒲園として公開された。その後、昭和五十年四月葛飾区に移管された。
周辺の花も取り入れてみた。
多種の花菖蒲が少しづつ植えられている。黄色い花は葉も黄色がかっている。
妍を競う。花菖蒲は、こうして群れて咲いているほうが引き立つ。
開くのが遅れても、美しさはおなじ。
今回の撮影は、花の種名を気にしないことにした。
まだ開ききってはいないのであろう。こういう形の花という訳ではない(と思う)。
白い花は純白という言葉がぴったり。カメラによってはこういうアングルで撮るのを苦にしない。わたしのは普通の形なので、屈まねばならない。
現在、園内には、約二百種六千株の花菖蒲が植えられている。毎年六月に開花。その時は菖蒲まつりが開かれる。
このままの形だとしたらユニークですね。
それにしても、たくさんの種類がありますね。
その多彩さに圧倒です。
アヤメと花菖蒲の違いを見分けるのも大変なのに、
その中で、たくさんの名前があるとお手上げですね。
せめて、一番素敵な花の名前を覚えたいですね。
でも、目移りがしそうです。
そんなことは考えずに、ゆっくりと花を楽しむのが
風流のようですね。
こんな名前が付いていますが、でも頭の中では花と名前が一致しません。春の白雪と沖津白波は白い花。並べられても区別が付きませんでした。
それにしても、遺伝子工学もない時代に、新しい品種を作り固定させるのは、大変な努力。風流人というか江戸時代の資産家のお金の使い方をしのばせる花の群れですね。
一首……と思いましたが一首も浮かびません。