誰と打ったか忘れたが、次のようになった。
白▲で生きている。この形は死活の基本形である。黒1・白2を交換して、黒は他へ向かった。
ここで「白4・黒5を交換してはいけない」、とは高川囲碁読本にある。白は手を入れなければならず、後手になる。
ではこうなったら、黒はどうするのか。先月、某所で千寿先生に問われた。すぐにはどう打ったらいいのか判らなかった。実戦では間違えそうだ。
そのとき千寿先生が示してくれた一例。
この手順で劫にすることができるのだった。
実戦は後になってから、黒がおさえて、白は中に打って活きた。
こんな基本形でも碁は奥が深く、変化は覚えきれない。わたしなど白4・黒5の交換をしないよう気を付けるのみ。