2008年12月03日

山口5 津和野

 津和野は島根県である。旅の名前が「山口」ということで、津和野も入れさせてもらう。
 新山口発08:51 山口線の特急スーパーおき2号で一時間あまり。
 駅前で、津和野の案内をしているグループがいる。地図もある。
 わたしは駅前で自転車を借りて、荷物を預けた。
 津和野の町は小さい。城下町の風情を残したところは、歩いたほうがいい。駅から5分もかからないし、それからも10分ほど。すこし遠く、たとえば森鴎外記念館まで行こうとすれば自転車を借りたほうがよいかもしれない。わたしなら歩くか。

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 この真っ直ぐな道が観光の中心になる。城下町で真っ直ぐな道は珍しい。このあたりは庶民の街で、道の両側は商店が並んでいる。小さく公孫樹の樹が見えるが、あのあたりは武家屋敷が並んでいだ。道は銀杏並木で、両側は狭いながら壕のようになっていて、きれいな水が流れている。
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 造り酒屋だ。一軒おきに三軒の造り酒屋があったが、中の一軒は造るのをやめてしまい、今は二軒。
 写真は華泉、帰りに華泉純米酒「奏」四合瓶千八百円を買った。前夜に傘を無くし、荷物に若干の余裕ができたのだ。酒を入れることにした。

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 更に進むと、銀杏並木に小さな流れ、塀に囲まれた武家屋敷。この木造の建物が町役場だ。
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町役場の建物

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 まだ静かだが、間もなく、歩道は人でいっぱいになる。

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 メタボ鯉。この流れには沢山の鯉がいるが、みなこのようにでっぷり太っている。
 観光客による大量の餌撒き。静かな緩やかな流れによる運動不足。メタボはおじさんばかりではない。

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 鷺舞の像。弥栄神社の例祭で舞う。京都祇園から山口へ伝わり、400年ほど前、そこから津和野に伝わったもの。祇園では消えてしまい、今では逆流しているとか。

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 川は水が少ない。川原は秋の色。


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中心地から少し足を伸ばして、森鴎外の旧宅。生家てあり、十歳まで過ごした。一度別なところに移転され、もとの位置に再移転された。修復の手が入っている。
隣には森鴎外記念館。

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 見た順序は違うが、森鴎外の旧宅から川を挟んで西周の旧居。森鴎外の旧宅からは目と鼻の先。
 旧宅と旧居は違うのかな。

 自転車なので少し遠出をした。
 道の駅「なごみの里」で昼食、鷲原(わしはら)八幡宮まで行く。

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 鳥居を潜ると鷲原八幡宮の参道を横切る流鏑馬の馬場がある。馬場を横切って境内。ここの流鏑馬は、原型を残しているという、由緒あるもの。
 馬場の長さは270メートルという。こうした石垣の的場が三カ所だったかな。
 小笠原流。流鏑馬にも流派があるとは知らなかった。

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 鷲原八幡宮の社殿は塔屋のようで珍しい。優美な感じがする。

 戻ってきて、小高いところにある太皷谷稲成神社。太鼓ではなく太皷、稲荷ではなく稲成。稲成と書くのはここだけとか。
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  左 現在の社殿   右 旧社殿

ここから城跡までのハイキング道があるが、時間か足りず行けなかった。近くにリフトがあるのだが、それは修理中で動いていない。
 二輛の山口線の列車が通るのを見下ろす。
 駅前で自転車を返して、少し余裕がある。今度は歩いて見学。自転車では目に入らなかったところがある。
 団体の観光客が多い。そのガイドの説明が面白い。真面目な顔で、真面目な口調で説明するのだが、おもわず笑ってしまう。考え落ちばかりで気が付かない人もいるようだ。

 津和野発15:18 で益田に向かう。
 山口線は、観光用だがSLが走っている。それがちょうど津和野駅に入っていた。
 益田で乗り換えて東萩まで。山陰本線だが、これも二輛で山口線なみ。
posted by たくせん(謫仙) at 09:41| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
津和野にも行かれたのですね!
私も好きな土地で、2〜3年に一度は寄っています。
お土産に焼きたての「源氏巻」を買うのも楽しみです。
SL山口号も、昨夏、甥と乗りました。
今回、お寄りになられてないと思いますが、
「安野光雅美術館」には、
小さいけれどプラネタリウムがあります。
「乙女峠」も何もないですが、静謐とした空間が好きです。
太皷谷稲成神社よりまだまだ奥の方に、
道の駅があって、そこで温泉にも入れますよ!
たくせんさんは和風な所をメインに回られたのですね。
とっても絵になります!
Posted by 阿吉 at 2008年12月03日 18:16
あ〜〜津和野も懐かしい、森鴎外の旧宅や武家屋敷も昔と変わらぬ佇まい。

何も無い田舎道、私も自転車借りて走りましたよ。

和紙などもお土産で売っていたのを覚えています(^^♪

Posted by 千春 at 2008年12月03日 22:22
津和野の響きはすてきですね。
写真を見ていると素敵な町並みや、
昔を偲ばせる家がすてきですね。

西周の旧居が特に印象に残ります。
歩くということはすてきですね。

車や、自転車では見えないものが見えてきます。
Posted by オコジョ at 2008年12月04日 17:15
阿吉さん。
 近いとはいえ、よほど興味がなくては2〜3年に一度とはいきませんね。
そうそう源氏巻ありましたね。餡を平たく巻いた細長い饅頭といった趣の生菓子。手に酒瓶を持っていたので、買いませんでした(関係あるか)。
道の駅では食事はしたのですが、温泉までは…。この日は山口から萩までの移動日として、予定を入れていなかったのですが、行けそうなので、途中で寄ることにしました。あまりゆっくりもできなかったんですね。
資料館だったかな、乙女峠の説明がありました。昔電話の受話器がふたつ付いていたとか。今は一つは飾りだとか。
一日はここで費やしてもよかったかも知れません。でもここで立ち止まらず、萩まで行ったので、後の日程がかなり楽になりました。
Posted by 謫仙 at 2008年12月04日 19:50
千春さんも自転車組(^。^))。
何もない田舎道、でも落ち着きのある、豊かさを感じさせるところでしたね。どこでもそのような所と繁華街が、あるのですが、自転車で行って悪くなかったと思います。
和紙を漉いて、乾かしている所を見学しました。70歳は過ぎていると思われる老婆が、いきいきとして説明して、仕事を見せていました。その隣の部屋は土産物屋でした。
Posted by 謫仙 at 2008年12月04日 19:52
オコジョさん。
自転車ではいくらゆっくりでも、瞬時に通り過ぎますし、それ以上に安全に注意力が集中してしまいます。それで見逃してしまいますね。西周の旧居は、かなり開けた所で、少し前から見えたので気が付きましたが、普通だったら気が付かず通り過ぎていたでしょう。通り過ぎたところに指示があったので、そこで気が付いたでしょうけどね。
こういうところは住むには適しませんが、文化財として貴重。民家園ではなく、そのままそこに置かれているので、引きつけられます。
体が強いわけではありませんが、歩くことを苦にしないだけの脚力があるのは、ありがたいことです。
Posted by 謫仙 at 2008年12月04日 19:53
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