2009年02月20日

諸刃の剣

 十二国記のアニメ「東の海神 西の蒼海」を見ていた。
 その中のせりふで「モロハノヤイバ」と言っていた。諸刃の刃か。諸刃の剣(モロハノツルギ)の間違いだろうな。
 著者の小野不由美が、そんな間違いをするとは考えにくい。小説も読んだが、この言葉で引っかかったことはないので、おそらく小説にはなかっただろう。
 では台本作家が間違えたか。それとも、台本は正しいのに声優が間違えたか。
 試みにインターネットの辞書では、「諸刃の剣」は説明があるが、「諸刃の刃」は出てこなかった。言葉がないのだから、出てこないのは当然か。出して「諸刃の剣」の間違いですと指摘する手もある。
 念のためと思って広辞苑(第三版)を開いてみた。するとありました。

 諸刃の剣 一方では大層役に立つが、他方では大害を与える危険を伴うもののたとえ。「諸刃の刃(ヤイバ)」とも。

 本当かいな。それは誤用例ではないのか。それとも昭和五十八年には、世間に通用してしまって、もはや誤用とは言いきれないほどだったのか。

 書いてみたが、そういえば、わたしが直接この言葉を聞いたのは数えるほど。ほとんど文章で読むだけ。それでモロハノケンと読んでいたのだから、モロハノヤイバと五十歩百歩だ。他人のことを言える立場じゃないな。
 それはともかく、文だけ知っていて、読み方を知らない言葉がときどきあります。
posted by たくせん(謫仙) at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 言の葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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