2009年03月29日

花のない花見

 昨日は理研の庭で花見をしながら碁を打つ予定であった。
 理研の庭には桜の大木が連なり、一年に一日だけ、花の時期の土曜日に解放し、誰でも桜を楽しめるようにしている。それが昨日だった。
 それが昨日は真冬なみの寒さ。10時過ぎに理研に入ったものの、花見をしている人は誰もいない。このところの寒さ続きで、桜も開くのを止めてしまい、ほとんどの花は蕾のまま。咲き始めました、という程度。一週間後の方が良かったかも知れない。
 我々も、庭に盤石を広げる気にならず、畳の部屋に入り、部屋の中での碁会となった。 入り口には馬酔木の大木が咲いているがちらと見ただけ。窓の外には椿の花が見えた。椿の花には雪が似合うが、寒いといっても雪が降るほどではない。シジュウカラが地面を突いている。メジロが一瞬顔を見せた。ヒヨドリが2羽横切った。肝腎の桜は遠くに木や枝が見えるだけ。飲んで食べて碁を打つことになった。
 碁のできは最悪、内容は5連敗だが、不思議なもので、あまり悪いと相手が油断するのか、なぜか3勝した。
 一局目は相手の二子。一団の白石が危うくなった。生き死にが読み切れず打ったところ、相手が間違えて、生きてしまった。
 先輩の厳しい叱責の声。「そんな勝ち方では意味がない。勝ったとは言えない。まして二子置かせた相手ではないか」
 四局目は、最後の最後で相手がダメ詰まりに気が付かず7目ほどを取って一応勝つことになったが、それはナシにして数えてみると、思った通りかなり足りない。この局はわたしの二子なので、叱責はなかった。
 五局目、相手が勝ったつもりになって手がゆるんだところ、死中に活を求める必死の劫を仕掛けた。それが偶然一手違いで勝ち、碁も勝てた。「偶然」というのは、読めていないというだけではなく、投げ場をもとめて劫にしたという意味もある。本来は相手の花見劫になったところ。
 勝った三局、どれも人様にお見せできる内容ではない。もっとも、どうどうと勝てるならそれは手合い違いであろう。
 いつもなら、四時過ぎには寒くなるので終わりにするのだが、昨日は七時まで暖房の効いた部屋にいた。外は暗くなっていた。
posted by たくせん(謫仙) at 11:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 囲碁雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
残念だったのかどうか疑います。案外碁が目的で桜はどうでも良かったのではないかと推測します。
それにしても開花してから寒さ続きで、なかなか満開とは行かないようです。やはり4月にずれ込むようです。ようやく見られるようになりました。
そうは言っても花見とは縁のない生活をしています。
うちのが近所の人と見に行く相談をしているらしいのですが、私には声がかかりません。
濡れ落ち葉(古い)扱いされるのも嫌なので、一緒に行くとは言いませんよ(笑)。
Posted by mino at 2009年03月31日 20:13
奥さん同士の花見に男が付いて行くと、ろくなことがないと思います(^。^))。行かない方がいいでしょう。もっとも平日に行くのでしょうね。
今日は雨。やはり4月にずれ込みました。
考えてみると、染井吉野は一本の樹の別れ。一本の樹が全国を覆っているに等しい。凄いことです。
これからは別な種類の桜も増えてくることでしょう。それにつれて、花見の習慣も形を変えることでしょうね。

碁については、その通りといえるかな(^_^)。
Posted by 謫仙 at 2009年04月01日 07:26
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