静観亭の壁際にサボテンの花が咲いている。今年はうまく撮れなかったが、咲いていたという証拠のために。
ヘメロカリスと名札がある。別名「ノカンゾウ(野萓草)」。名前からして外来種のイメージだが、ユリ科ワスレグサ属の総称とあるので、外来種というわけではなさそう。わたしには野萓草という方が判りやすい。その園芸種か。
ニッコウキスゲ(日光黄萓),ユウスゲ(夕萓),ヤブカンゾウ(薮萓草),などの仲間。種類は多そう。
野萓草のアップ。一本突き出ているのがおしべかな。
花菖蒲かがやく雨の走るなり 汀女
中村汀女(なかむら ていじょ1900〜1988)は熊本出身の俳人。
わたしは戦前のイメージでいたが、戦後も長く活動していたようだ。詳しいことは知らない。以下はネットで調べたもの。
熊本県出身。昭和9年(1934年)ホトトギス同人となりり。最初の句集『春雪』を発表。戦後の昭和22年(1947年)には俳誌『風花』を創刊した。
1980年文化功労者、84年日本芸術院賞受賞。
一際鮮やかに浮かび上がる。
今回は露を含む風情が見られなかったが、風もなく人もいない静かな様子がよかった。あと一時間もすれば人が溢れるほどになるだろう。
今年もみそはぎが咲いていた。
去年は金子みすゞの詩も添えて紹介した。
それ空の個性的な花がありますね。
でも、個人的には、余りたくさんあると、シンプルなものがいいなと(笑)
野のノカンゾウはもっとオレンジが濃くて形もニッコウキスゲに近いですね。
最もこちらはノカンゾウは少なくて、ヤブカンゾウばかりです。
ヤブカンゾウはたくさんあるので、春にはつんで、三杯酢のお浸しにしました。
春の味です。
もちろんノカンゾウも食べられますが、ヘメロカリスは食べる気になれそうもないです。
今回の下から二番目の写真は、余計な飾りがなく、孤立している感じで、カメラを向ける気になりました。
実際にはいろいろと撮っているのですが、これ一枚に代表させました。
このノカンゾウは園芸種でしょうか。わたしも検索してみましたが、見られる花はもっとオレンジ色が強い感じでした。
名前からして食べる気になりませんね。
食べるのは春の新芽なんでしょうか。