2009年07月05日

胡蝶の失くし物

僕僕先生−胡蝶の失くし物  
仁木英之   新潮社   09.3
        bokuboku3.jpg

 形は「薄妃の恋」の続きといえるが、内容は少し異なる。まず視点の中心が新登場の劉欣。劉欣は唐朝の暗殺組織「胡蝶」の一員で、ひとりで王弁たちを暗殺しようとする。後輩を教育するほどの力の持ち主。精神的にも肉体的にも壮年。そしておもしろみのない人物。そのため文がすこし固くなる。
 僕僕先生に母親の命を助けられ、仕事の切っ先が鈍って、任務を遂行できない。それを裏切りと見られ組織に追われる身になる。
 薄妃の恋の続きも同時進行する。また新しい苗族の神物も登場。一団となって南へと旅を続け、広州にいたる。
 その間に、王弁も失敗を繰り返しながらも少しづつ成長する。見守る僕僕先生の心情がちらちらと見え隠れする。
 新しく紹介することはあまりない。続き物の一巻として楽しんだ。
posted by たくせん(謫仙) at 11:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
 どんどんと先に進まれちゃってますねぇ^^ 文庫派としてはしばらく待ちですかね。
 まぁでもこうやってあとあとで文庫化が楽しみな本があるというのもそれはそれで楽しいかと最近は思います。
Posted by 樽井 at 2009年07月06日 20:52
樽井さん。
この物語はまだ完結していません。ずっと続きそうです。来年あたりまた続きがてるのかな。楽しみなシリーズですね。

わたしは図書館から借りました。買って読みたいのですが、収納場所がなく諦めています。
今年に入って二十冊近く買ったと思いますが、それと同じほど、読まない本を処分しました。気分的には、処分する本が決まらないと、新しい本は買いにくい状況です。
それていながら武侠DVDは買っているので、ますます収納場所がなくなりました。
Posted by 謫仙 at 2009年07月07日 07:32
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