関西からも二人。
これだけ大勢が一度に来ると、千寿会会場は盤石が足りなくなってしまう。
日本棋院で打ってきて、「日本の小父さんたちは弱い」(^_^)。
強い人は日本では七段でも通用するだろう。一番弱いのが9歳の女の子5級程。
わたしは団長さんと二局打って快勝し、千寿さんに報告すると、「ああ団長さんは弱いから」だって。
大人は日本の大人と同じような打ち方をする。このドイツ人の団長さんは、頭を下げて、「おねがいします」と挨拶してから対局する。
こどもたちは一般に読みが深い。布石がそれほどでもないからと侮っていると、あっという間に負けてしまう。
千寿さんは、「日本のおじさんたちは弱いというわけではないが、急激な打ち方はしないので、読み切らずになんとかなるだろうと思って打ってしまい、そこをつかれる」という。
複雑な定石をよく知っていても、簡単な初歩の定石を間違えたりする。そんな時鋭く切り込まれ、「こんなはずでは…」となってしまうわけだ。
そのあと、千寿さんの指導碁を受ける。我ながらうまく打てて碁になったと思ったが、思わぬ失着から、一挙に崩れてしまった。これも「読み切らずになんとかなるだろうと思って打ってしまって」そこから崩れた手だ。
終わってから例の如く有志の反省会。関西から来た女性は世界中を回っているひとだ。
たとえば「中国では『わたしは日本人です』という言葉を、広東語では『…』、普通語では『…』」と言い分ける。
季刊誌「囲碁梁山泊」の発行にもかかわっている。(詳しいことは聞き漏らした)
某プロ棋士の兄という男性も話題は豊富。碁を通じてあちこちに知り合いがいる。
わたしも碁を通じて、多くの人を知った。碁を知ってよかったなと思う一瞬。
囲碁梁山泊についてはさろんどご参照