02.4.10記
こんな話もあった。各国の国民性をあらわすジョークである。正確には覚えていないので、主旨だけを読みとってほしい。
例えば、タイタニック号の難の時なら、救命ボートが足りない。ボートに乗るのを諦めてもらうための説得方法である。
イギリスには「紳士ならば遠慮すべき」
ドイツ人なら「法律により優先権は……」
アメリカ人には「強い男は女やこどもを先に…」
……
最後に日本人には「みんながそうしていますよ」
このジョークには日本人も笑ってしまうが、それは日本人も心に余裕ができたからではないか。判りやすくドイツ人を例にすると、ドイツ人はみんなが法に従うという前提がある。特定の個人だけではこの話は成り立たない。つまり、ドイツでは法に従うことを「みんながそうしている」のだ。
同じくイギリス人ならば、「紳士ならば、…」ということが、「みんながそうしている」のである。
結局は、どこの国の人も、みんながそうしている事に従っている。その理由が、法であったり、宗教であったり、マナーであったりする。
日本にはそのような画一的なものはない。そのため、人によっては、みんながやるというと、なぜやるかという理由が判らずに従う人がいる。わたしもそんなときがある。
ここまで、瞬間的に心に浮かび笑いとなる。
2009年10月29日
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「みんながそうしてる」って変な説得力ありますね(笑)
説得力がありますね(^。^))。
ここで、考えることがあります。
本当にみんながしているのかと考える判断力。
それが正しいことかと考える注意力。
本当にみんながしているかは疑う人が多いと思いますが、みんながしているとして、それは正しいかどうかと考える人は排除されてしまうようですね。
個性を伸ばすといいながら、個性が抹殺されてしまうように。
けっこう考えさせられました。