02.5.18記
健二先生の指導を受けたが持碁(引き分け)だった。
「まさか、数えていたのでは?」
「いえいえ偶然ですよ、三面打ちの指導碁では、とてもそこまではできません」
信じておくことにしよう。
今日はBSの取材があったが、中心は15歳の少年オンドラ君である。日本語で堂々と受け答えしていた。
さて、師はフランス各地を回ったが、ここで子供たちの全国大会が開かれ、小学生・中学生・高校生の各優勝者を日本に招待することになった。
来年はこのメンバーでツアーを組んでフランスに行きませんか、なんていう話の後で、こう言った。
「フランスでは碁の話ばかりしていてはダメです。それでは立派な大人とは認めてもらえません。少なくとも自国の文化を説明できなくては」
山道を自動車で上っているとき、スリップしてバックし、車の尻が崖の上に突き出て、あわやという時があったという。
一瞬、新聞の死亡記事が頭に浮かんだと、笑いながら言っていたが、聞いているわたしも思わずヒヤリとする。いろんなことがあるものです。
そもそも日本の文化とは何だろうか。
碁や将棋以外では、歌舞伎・茶道・和楽器・舞踏・日本画。
これらは、わたしにはすべて知らないことばかりである。
だが潘陽の日本総領事館の不手際は説明できる。野球それから酒の話なら少しはできるかも知れない。
陰の声があり −その前に言語はどうするんだ。−
これが最大の問題だった。
2009年10月31日
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