2009年11月02日

連想トンネル

式貴士   CBSソニー出版   1980.5
        rensoutonnel.jpg
 いつもの如くSF短編小説集た。物語が中心になり、オチの切れが落ちる。
 ロマンチックなセンチメンタルな傾向が強い。
 たとえば、少年時代に花言葉を覚えた二人がいて、プロポーズの答えに花で答える。
 その花は黄色い薔薇。「望みなき愛」を意味する。男は自殺することになる。
 その花ははじめ黄色くて赤く変わっていく特別な薔薇だった。

 今回は蘊蓄を傾ける話が多い。
 花言葉、シャム猫、三味線と猫、スキタイ人。
 人によっては蘊蓄は邪魔だというが、わたしは蘊蓄を語る話は好きだ。西洋では蘊蓄のない小説は二流扱いと聞いたことがある。その真実は知らないが、確かに蘊蓄を傾ける話が多い。「石の猿」などその失敗例だ。
 式貴士は蘊蓄をうまく当てはめたと思う。
 その他はいままで言っていることと同じなので、省略する。

「おなじみ、長いあとがき」は28頁だった。60頁くらいあった記憶がある。どこかで、そんなことを書いてしまったが、それを読んで誤解した人がいたら申し訳ないm(__)m。古い記憶は確認しないといけないな。
posted by たくせん(謫仙) at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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