脇道であるが、中国ルールの体験談を。
もう十年以上前の話だが、わたしは台北に行くと、必ず台北駅前のYMCAに泊まることにしていた。
ここでは、大きな声では言えないある種の煩わしさがないので、気に入っている。
ここの受付で碁会所を調べてもらった。少し遠いが、信義路にある碁会所が判りやすかったので、そこに行くことにした。中正記念堂の脇の道が信義路である。あるビルの二階である。千寿会のある数寄屋橋の碁会所ほどの広さであった。そこでは有段者は無料である。
わたしは当時碁会所の1級だったので、5級で申請した。これでも少しきつい。正しくは6級程度であろう。
まずアゲハマを返す。これはもちろん知っていた。問題は数える時である。
終わった時点で、黒を数えるが、分かりにくいところは、ゴケから黒石を出して詰めてしまう。そうして地を30目とか40目など、きりのいい数字にする。その後、石を全て崩してしまい、おはじきのようにして10個ずつに小分けする。地と石の合計が181以上ならば黒勝ちとなる。
この数え方はカルチャーショックを受けた。
数年前、テレビで「ゼイノイ」さんが、中国ルールの数え方を説明していたが、その時は白石は崩さなかった。
夕方近くなると、小学生が10人以上入ってきた。
そこでは小学生に碁を教えていたのであった。
その時は、ゲタでとる方法とか、シチョウとかの説明をしていた。
千寿さんがやっていることを、台湾の棋院は十数年前に、組織的にやっていたのである。
ユートラベルノートの増谷と申します。
ブログ楽しく拝見させていただきました。
中国の囲碁のルール、興味深く読ませていただきました。
実は、この旅行記事を見て、わたしたちのサイト「ユートラベルノート」にもぜひ、このような生の海外情報が欲しいと思い、ご連絡させていただきました。
「ユートラベルノート」は国内・海外に関するブログや情報を集めたサイトです。
今までユートラベルノートでは「韓国」について皆さんの情報をもとに記事を作ってまいりました。
今後、ワールドトラベルノートとして、台湾の記事もどんどん作っていく予定です。
ぜひ一度、気軽に遊びにきてください。
どこに興味を持ったのか判りませんが、これは20年以上前の話。今では台湾は様変わりしていることでしょう。碁についても同じように大きく変わっています。
この話を載せては、誤判断のもととなりそうですので、辞退します。悪しからず。