2009年12月04日

神舟五号と社会格差

04.1.4記

 2003年10月15日、中国で有人宇宙船を打ち上げた。ソ連アメリカに次いで世界で三番目である。とりあえずは「おめでとう」と言おう。
 大ニュースなのだが、感銘がない。感銘のない理由を問えば、中国の目的が軍事目的であることもあるが、日本やヨーロッバが有人衛星を目指していないことの方が大きい。それゆえ42年もたっても、三番目となれたのだ。その前にやらなければならないことがありゃしませんか。

ある投稿
 ソ連やアメリカも軍事目的であるのは明白ですから、中国が軍事目的であることを隠さないでいるのは、正直であると考えられませんか。私には軍事であることを正面に出さなければならない現実が、有るのではないかと思います。
 たくせん兄はその現実をさして、やらなければならないこととおっしゃっているのでしょう。私はおめでとうと素直に言うことにします。

  
謫仙
 軍事目的は見え見えにしても、少しは隠しなさい、と思います。それなのに軍事を表に出して、周辺諸国を脅迫しているのと、国民の困難に目をつぶって…、が気に入らないンです。
 中国の経済は1割の国民が総生産の6割をになう。その裏で9割の国民は? そういうことを承知の上で、喜んでいるのか、知らずに喜んでいるのか。その得意の顔で、日本に向かっては経済援助を要求する卑しさ。また、お金を出す日本の卑しさ。
 実際問題として、中国のもつ特殊事情があることでしょう。長い間侵略したりされたりした歴史。そのためまず過大な軍事力を持つ軍国主義。さらにバラバラな国民を支配するためにも強力な軍を必要とする。まだそこから抜け切れていない。とそう思います。
 産業には規模があります。仮に、人口100万の国では軽工業、人口1000万の国では重工業、人口1億の国では電子工業・宇宙工業、一国でその人口がなければ、他国を併せてその人口になるようにする。つまり一部分を輸出入するわけです。
 宇宙産業はすそ野の広がりが特に広く、決してショーウインドウではない。中国はここまできた。あとはこの技術が一般国民の生活を高めるかどうか。それができると、国民に対する軍事支配から抜けられると思います。
 今回はちょっと厳しいことを書きました。次回からはもっと優しく書くでしょう。世間では、逆に厳しくなってくることでしょう。その時わたしは「あまい」と非難されるかな。

ある投稿
 確かに、たくせん兄は天の邪…、硬骨漢(笑)。初めてお会いした日のことを憶えていますか。こうおっしゃいましたよ。酔った勢いだったのかな(笑)。
「以前、日本が台湾と国交があって、中国を認めていなかったころ、オレは中国派だった。
『すでに革命はなった。それを認めないのはおかしい』
 しかし、台湾と断交し中国と国交を結んでからは台湾派になった。
『台湾は、完全な独立国である。これを認めないのはおかしい』
 国が独立しているかどうかという問題と、認めるか認めないかという問題は別だ。当然中国は認めないだろう。しかし、日本はそれにとらわれることはない」
 多少言葉は違っているかも知れませんが、そんなことを言っていました。陰を見つめることのできる人だなと思いました。


謫仙
 憶えていませんが、その内容はわたしに間違いありません。中国に旅行しましても、我々に接するのは、恵まれた人たちあるいは乞食。ガイドの説明も「中国自慢」が多く、西安では明かな作り話。それに抗議をしない日本人観光客。ガイドをしてくれるガイドだと、ほっとします。
 このような事情も急速に変わっていることでしょう。いまではツアーではない普通の旅行をする人も大勢いますし、若い世代は現実を見ることができますし。先日、日本人の集団買春が話題になりましたが、それは中国企業がそれだけの女を組織的に用意したことを意味します。どちらが問題が大きいか。

09年:このやりとり、結局は国家というものの考え方の問題かなと思う。二人とも模索している。
 国民を犠牲にして国体を守ろうと考える人。
 国家は国民を守るためにあると考える人。
 同じことでも正反対の意見になる。
 例えば、よい会社とは?
 投資するのによい会社。就職するのによい会社。消費者にとってよい会社。
 これらは互いに相反したり、矛盾したりする場合が多いのだが、区別できない人のなんと多いこと。
 国も、存在するが認められない国もあれば、形だけで存在しないのに認められる国もある。
 中国はあれからかなり経済が成長しているが、未だ解決したとは言いがたい。農民戸籍問題は今でもあるし、貧富の差は激しく、官の汚職はすさまじい。隠蔽されていたこれらの問題が表に出てきたように思う。
 農民戸籍問題をワーキングプア問題に置き換えれば、なんだか、日本のことを書いているような気がしてくるが、日本とは問題のスケールが違う。解決まではまだ時間がかかりそうだ。
 09.12.1の朝日新聞に、中国では五輪以降、報道やネットの取り締まりがますます強化されている、という。
 中国でも外国生活経験のある人がますます多くなる。一度表に出た問題を覆いきれるか。
posted by たくせん(謫仙) at 07:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この投稿をしたころは若かった、と言っても6年前。もう6年にもなるのですか。
この話をしたのはあの寿司屋だったでしょうか。間もなく寿司屋はなくなり、たくせん兄とは会うことは無くなりました。
中国もそうですが、日本も問題が山積みです。加えてアメリカまで問題が山積み。どうなるのでしょうか。
私は今でも、どのあたりで線を引くのか決めかねています。常識で判断することになるのですが、この常識が怪しい。私の常識と世間の常識とは違いますから、ますます混乱してしまいます。
ただ、国民のために国家が存在するという判断でいこうと思います。
Posted by mino at 2009年12月06日 21:00
minoさん。
常識とは、「普通世間ではこうでしょう」と言うことですが、今ではそれが怪しくなっていますよね。
>国民のために国家が存在するという判断
わたしも同じ考えですが、さてこれが常識かというと、けっこう怪しい(^。^))。たてまえではありますが。
誤解して、「国家の法律より俺の要求の方が強い」と法を無視する人もいたりします。そんな人を見ると、常識のない人がいると思いますね。これは共通すると常識だと思います。

この文、論理的に空回りしているかな。
Posted by 謫仙 at 2009年12月07日 08:01
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/134655574
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック