2006年05月05日

国母と狗母

04.1.4記
 11月8日のニュースに、宋美齢の葬式の話があった。
 台湾の国会で、与党の民主進歩党の林重謨氏が、話の中で、国母(guomu)というべきところ、その発音が悪かったのか、狗母(goumu 雌犬=罵り語)と聞こえてしまったという。
 国民党は謝罪を迫ったが、「発音が悪かったが…」と突っぱねた。
 釈明を求められた首相もうまく発音できず、「学校の先生の教え方が悪くて同じ発音になったのだろう…」とかばった。
 わたしはかなり複雑な気持ちでそのニュースを読んだのだった。台湾ではいわゆる北京語を国語という。そして学校教育は国語で行う。だがその発音はかなり違うようなのだ。台湾の人が外国に行ってまず驚くのが、自分の中国語(北京語)が、普通の中国語とかなり発音が違うことだという。まして、年長者は、普通は台湾語を話す人が多い。この微妙な発音の差をはっきり区別することが難しいのだ。というわけで、台湾の複雑な言葉事情を理解していただけようか。
 わたしが台東に行ったころ、民主進歩党が誕生したころだった。朱さんは海岸で新聞を読みながら、わたしに民主進歩党の意義と国民党の問題をいろいろ話してくれた。この当時、国語が通じるのは台北周辺と、学校だけであった。山里を「sanli」と読むのは台湾語なのだ。
 安能務さんの「封神演義」で師叔にスースとかなをふってあるが、これは台湾や香港など南方系の発音。国語ならばシーシュ(shishu)とでも表記すべき。
 いろいろ考えさせられまし。
posted by たくせん(謫仙) at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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