2006年05月19日

遣唐使の墓誌

04.10.16記
 西安で日本人留学生の墓誌が発見された。阿倍仲麻呂と同時代の人という。
 普通、墓誌は故人のことを書くとき、それなりに飾って書く。その文を依頼する親族が悪口など許すはずがないので当たり前だか、それでも皇帝が出てくれば、真実に近いのではないか。皇帝のことで史実に違うことは書きにくいのではないかと思うのだ。しかも異国の人のことで、遠慮は要らないはず。お世辞は入っていても真実に近いのではないかと思う。
 けっこうお世辞も多いそうで、成績優秀とあったら普通の成績と考えるようだ。お世辞のような真実もあるだろう。たとえばこんな文があったとしたら。
「謫仙先生の英名は全国に響き渡り、富士山をどよもし…」
 この文に「日本」という字があって、最古のものとか。歴史的には重要な資料となるらしい。わたしが興味を持ったのは、その「本」の字。ふつう木に横棒を加えて書くが、中国人は大に十と書く。墓碑の「本」はまさしく大+十ではないか。しばし見入った。
posted by たくせん(謫仙) at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 山房筆記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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