25日、もう一度日本棋院に行った。なんと土日は一般手合いはお休みなのであった。へえ〜。
八重洲囲碁センターはやっているというので八重洲に行った。八重洲口会館の9階にある。かなり広く、もちろん手合係がいて、手合いを決め結果を記録する。
さて、ここでの三人目、互先で、わたしの黒番になった。
白さんはかなり時間をかけて打つ。それはそれでかまわない。こちらもゆっくり考えて打つ。だが絶えずぶつぶつつぶやいている。わたしは聞いてはいない。
40分ほどした頃、白の35目もの大石を殺してしまった。盤面120対50で70目ほどリードか。残ったところは全部譲っても、50目の勝ちは堅い。さあもう一局と思ったところ、そこからまた白さんは考え出した。どうでもいい手を10分も考える。結局10手30分以上使った。こちらは見た瞬間に打つ。10手で20秒ほどしか使わない。
ついに、投了を催促する意味で白に深く踏み込んだ。中で生きてしまえば、盤面80目以上もの差になってしまう。このころはすでにキレていて、相手の考慮中は新聞を読んでいた。ようやく白さんが投了したときは、「もう一局」と思ってから50分近くたっていた。
白さんは 「手合いカードはわたしが書きますから」と言って書いていたが、わたしは勝った方が手合係に申告すると思っていたので、二人のカードを要求した。そして手合係に出そうとして見ると、なんと白さんの ○ になっていた。
わたしは50目差があろうが、投了しないのはあまり気にしない。どんな手があるか判らないし、取ったつもりが取れてなかった、なんて事があるから。それと相手が死んでいるのに気が付かないと言うこともある。
今回は、白が、死んでいることを、70目も負けていることを知っていたのだ。一眼さえわざわざつぶしたとき、死んだことをつぶやいていたから。
場合によっては、途中で相手が手筋らしい手を打ったとき、
「そんないい手があるなら、この碁はありません」と言って投了してしまう。少なくとも三回はやった。
「ボクの方が50くらい負けているのでは」と答えた人もいる(^_^)。
今回は点数制だったので、言い損ねたこともある。言うタイミングをはずしてしまったわけだ。
…………………………
今までわたしが行っていた碁会所で、ある三段子が大差の碁の最後のヨセ2目2カ所を打つのに15分以上かけた。相手をした人が「もう俺はあいつとは絶対に打たない」と怒って席亭に言ってた。
そのとき、別な人が「俺のときは最後の半劫を継ぐのに5分かけたよ」
わたしと打ったときも終局直前で、5分もかけて意味のない手を打つ。たまたま見ていた高段者が、「そんな手も判らないの。あんた三段だろ。三十も負けていて、そんなところで一目や二目得したところで関係ネエだろ」
対局中に口を出すのは御法度だが、見るに見かねたらしい。
結局相手がいなくなってしまった。