2007年02月27日

そこまでするか!

04.7.26記
    
 25日、もう一度日本棋院に行った。なんと土日は一般手合いはお休みなのであった。へえ〜。
 八重洲囲碁センターはやっているというので八重洲に行った。八重洲口会館の9階にある。かなり広く、もちろん手合係がいて、手合いを決め結果を記録する。
 さて、ここでの三人目、互先で、わたしの黒番になった。
 白さんはかなり時間をかけて打つ。それはそれでかまわない。こちらもゆっくり考えて打つ。だが絶えずぶつぶつつぶやいている。わたしは聞いてはいない。
 40分ほどした頃、白の35目もの大石を殺してしまった。盤面120対50で70目ほどリードか。残ったところは全部譲っても、50目の勝ちは堅い。さあもう一局と思ったところ、そこからまた白さんは考え出した。どうでもいい手を10分も考える。結局10手30分以上使った。こちらは見た瞬間に打つ。10手で20秒ほどしか使わない。
 ついに、投了を催促する意味で白に深く踏み込んだ。中で生きてしまえば、盤面80目以上もの差になってしまう。このころはすでにキレていて、相手の考慮中は新聞を読んでいた。ようやく白さんが投了したときは、「もう一局」と思ってから50分近くたっていた。
 白さんは 「手合いカードはわたしが書きますから」と言って書いていたが、わたしは勝った方が手合係に申告すると思っていたので、二人のカードを要求した。そして手合係に出そうとして見ると、なんと白さんの ○ になっていた。
  
 わたしは50目差があろうが、投了しないのはあまり気にしない。どんな手があるか判らないし、取ったつもりが取れてなかった、なんて事があるから。それと相手が死んでいるのに気が付かないと言うこともある。
 今回は、白が、死んでいることを、70目も負けていることを知っていたのだ。一眼さえわざわざつぶしたとき、死んだことをつぶやいていたから。
 場合によっては、途中で相手が手筋らしい手を打ったとき、
「そんないい手があるなら、この碁はありません」と言って投了してしまう。少なくとも三回はやった。
「ボクの方が50くらい負けているのでは」と答えた人もいる(^_^)。
 今回は点数制だったので、言い損ねたこともある。言うタイミングをはずしてしまったわけだ。
   …………………………

 今までわたしが行っていた碁会所で、ある三段子が大差の碁の最後のヨセ2目2カ所を打つのに15分以上かけた。相手をした人が「もう俺はあいつとは絶対に打たない」と怒って席亭に言ってた。
 そのとき、別な人が「俺のときは最後の半劫を継ぐのに5分かけたよ」
 わたしと打ったときも終局直前で、5分もかけて意味のない手を打つ。たまたま見ていた高段者が、「そんな手も判らないの。あんた三段だろ。三十も負けていて、そんなところで一目や二目得したところで関係ネエだろ」
 対局中に口を出すのは御法度だが、見るに見かねたらしい。
 結局相手がいなくなってしまった。
posted by たくせん(謫仙) at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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