水間師
わたし「わたしが先生に三子をおいて教わる訳ですが、本当は井目でも手も足も出ない。それなのに形になるのは、力を抜いているはずだが、どこで力を抜いているのか全く判らないんですね」
水間師「そんなことありませんよ、井目ではとても自信がありません」
親方うそばっかり〜
このとき、そばにいたわたしより遙かに強い人が言った。
「プロの方が酔ってまともに考えられないようなとき井目で打ったが、こちらが全滅してしまった。そのプロは酔って考えられないため、厳しい手ばっかり打つ。プロがその気になると桁違いに強い、井目ではとても勝てません」
稽古碁でプロが考えることは、力を抜いたのを悟られないようにすることらしい。
千寿先生
わたしがKさんに五子置かせて打っていた。
わたし「五子では黒が難しいようだ」
千寿先生「そうでしょう、Kさん、たくせんさんに五子で勝てれば初段ですよ。五子でここまで打てれば初段が近い」とわたしに聞こえるように。
親方うそばっかり〜
初段はわたしに二子ですよ。三子置かせたら碁になりません。いくらほめて育てるのが得意でも、これは言い過ぎでは。(もしかするとわたしも強くなったのかな (^_^)。
願わくばKさんがこの文を読みませんように。
釼持師
先日、釼持師に三子で教わった。一隅で十数目の白を取ってしまった(と思った)。
釼持師「これは大きいなあ、困った」
親方うそばっかり〜
わたしが取ったつもりになっているので、それを認めるつもりだったらしいのだ。そして別な弱い黒石に目をつけた。
わたし「指導碁では、黒が読めなくても、手のないところには打たないのが、正しい指導方法ですね」
生意気なことを言って釼持師を怒らしてしまった。
そこの黒は活かしてくれたが、先ほどのところに手を戻し、白が活きてしまったのだ。同時に十数目の黒が死ぬ、出入りは五十目ほどか。当然わたしの首が飛ぶ。
悔しくて、首だけになっても口を開けた。
親方うそばっかり〜