「災」の年の最後の日、夕方朝刊を読んでいたら、加藤日本棋院理事長の死去のニュースがあった。脳梗塞と合併症という。
12/15にmichiyoさんが書き込みしてくれていたが、そんなに悪かったのか。今年の千寿会の新年会に出席してくれて、そのあと、新宿の加藤先生のなじみのお店に案内してくれた。その店はスナックなのに碁盤まで用意している。ある人は対局し、ある人は加藤先生の話を聞く。
「光ちゃん(小林光一)が対局していたときカトマンズと言った」
こんな親父ギャグをいくつか披露して、座を湧かせた。
わたしが、「高川先生の本ばかり見ていたので、棋風にその傾向がある」と言ったところ、「自分にあった棋士を見つけて、真似をするのはなかなかいい上達方法ですよ」と言っていた。
そのときの様子を亜Qさんが詳しく書いているので、興味のある方はどうぞ。
http://members8.tsukaeru.net/senjukai/Zakki/Boyaki.html
加藤先生の写真も載っています。
帰りはエレベーターまで送ってくれた。
本因坊4期、名人2期、十段7期、王座11期など、輝かしい経歴の持ち主。57歳。理事長の要職にありながら現役。
財政悪化の棋院の立て直しに尽力していた。千寿先生も、協力していたことを聞いている。無念なり。合掌。