昨日は久しぶりの千寿会。ゲストが多かったこと。特筆は、二人の女の子。お母さんも付き添いで来ていた。Aちゃんは9歳、碁を始めて4ヶ月、もう初段である。Bちゃんは小学一年生、1級である。紹介されたとき、並み居る高段者に感嘆の声がもれる。二人とも手つきはもうプロ並み。試みに千寿さんはある手筋の問題を示した。Bちゃんは見た瞬間に答えを出した。千寿さんはいう。
「この問題を考えていたら高段者でも時間がかかる。五段でも解けない人がいますよ。それが、子供の時にプロの碁に囲まれていると、見ただけで答えが判るんです」
二人ともプロになりたいと言っていた。
スイスの青年D君。大学で日本文学を学び、けっこう難しい言葉も知っている。スイスで5級、これが日本では二段程度。日本のインフレを改めて感じる。この青年は前に会っているが、その時は打つ機会がなく、今回改めてわたしと対局した。中押しで勝ったので、ヨセは判らないが、序盤は互角、中盤の石が込み入ってきた時に読みにミスがあるようだった。
千寿さんは「まだ5年、対局経験が少ないからでしょう」
千寿さんは、またこれから一ヶ月半、スイスのチューリッヒに滞在。時間のある人はどうぞ、というが、スイスではねえ(^_^)。実はわたしは行きたいのだが、一人ではとても行けない。行くとなればツアーだが、それでは、ゆっくり碁を打っていることはできないし…。
09年:あとから言えるが、ABともかなり水増しされている。実力は7級くらいか。碁の形ができていない。ただ、詰め碁が強いので、戦い方さえ憶えれば強くなれそうに思えた。半年後には初段程度に強くなっていた。いまでも続けているのだろうか。