2010年01月10日

鳥肌が立つ

 わたしに十二湖を紹介した人は「青池を見たとき、鳥肌が立った」と言った。わたしは鳥肌が立つような禍々しい毒の青さを想像した。だが、実際に見た時はうっとりするほど美しかった。まあ、あり得ない美しさに、ぞーとすることが無いとは言えないが、わたしは経験がない。
 鳥肌の立つ歌声といえばサイレントであろうか。その歌声は恐ろしかったという。ローレライの歌声にはうっとりしたそうだから、鳥肌の立つことはない。
 感動したところで「鳥肌が立つ」と表現する例が多い。この人たちは、実際に、恐ろしい思いで鳥肌が立ったことがないのだろうか。
 恐ろしくてぞっとしたとき、腕などの表面が鳥肌のようにぶつぶつになる。一度でも経験すれば、心地よいときには鳥肌は立たないことが判るはずなのに。もっとも鳥の肌を見たことなく、鳥肌を知らない可能性もあるかな。
 言葉の意味が変わってしまったのか、誤用か。難しいところです。
posted by たくせん(謫仙) at 07:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 言の葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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