昨日碁の本をひもといていた。布石の10手くらいは名人戦でもわたしの凡人戦でも変わらない。つまりそれだけでは名人戦か凡人戦かわたしには判らない。
2月25日の千寿会。参加者が少なく時間が来ても数人しかいない。まずかささぎさんと打ったが散々なでき。“打狗棒”は“打猫棒”にされてしまい、“降龍十八掌”は“降蛇十八掌”となるありさま。こう打てば勝てたという場面が一度もないまま終わってしまった。
そのあと、小学一年生のKちゃんと対局。
「わたしと打ちません?」と誘ったが、恥ずかしいのか返事をしない。「待っていないで、誰でもいいから、『お願いします』と言ってみなさい。言えば打ってくれるから(^_^)。」と言って、碁盤の方に戻っていたら、しばらくして、向こう側に座った。お母さんに「打ってきなさい」と言われたらしい。
三子局。Kちゃんはけっこう鋭い手を放つことを知っていたので、強さを勘違いしてしまった。特に序盤ではわたしとあまり変わらない。そこでつい強い手を打った。はっと気がついたら、黒の大石2カ所が活きていない。両方活かすことができず、小さい方を取って、大きい方を活かした。続いて四子局。ここでは余裕ができて、全部の黒石を活かすことができた。
ネット碁でもあるのだが、十級以上違う相手が、互い先の碁を申し込んでくる。序盤は堂々と打つので、わたしは棋力詐称かと思い、慎重に打っていくと、中盤で相手の石が横を向いてしまい、特にヨセは信じられないくらい拙い。だから十級以上違うのだが、序盤にそれが見抜けないため、必要以上に強い手を打ってしまう。それと同じことが、Kちゃんとの対局であったわけだ。
このあと、亜QさんとKちゃんの対局を見たら、亜Qさんが手を抜くと、Kちゃんは確実にそこをついてくる。そういうところはけっこう手が見えるらしい。この先どこまで伸びるか。
この日のゲストはルーマニアのバリー君・ハンガリーのチャバ君・囲碁ライターの本間さん。
このあと、千寿先生の案内で、日本棋院の近くの中華料理店で夕食。話が弾みました。