欧州のLHC 最強加速器、そろり始動
フランスとスイスの国境に、山手線ほどの円形のトンネルを掘り、粒子加速器が作られていたが、ようやく本格実験に入ったという。一年以上前に始まるはずだったのが延びていたのだ。
運転開始を喜ぶ、ホイヤー、小林、ベルトルッチ、三人の写真もある。
この小林さんは千寿会の会員でもあるのだが、ここ二年ほどは、この実験のためスイスに出張していることが多く、ほとんど日本にいなかった。
今年の正月、新宿の白龍館での 新年会 で、二年ぶりに小林さんと碁を打つことができた。
すぐにまたスイスに行かねばならないと言っていた。
碁は別智という。碁は頭のいい人がするという偏見がまかり通っていたが、碁を知る人は碁の頭脳は別で、頭の良し悪しは関係ないという。
「小学校も満足に卒業していないわたしでさえ碁が打てる」というのは、わたしを知らない人にはなんの証明にもならない。まあ、あたまの良し悪しのはかり方が疑問でもあるが。
「ヒカルの碁」第二巻で、部員集めのとき、ヒカルが「頭の良いヤツにあたってみる」と言うと、部長の筒井は「アタマの良し悪しはカンケーないよ」という。あかりが反論すると、筒井は「だったら新藤くんがなんで打てるのさ」
あかりは「あ」と同意する(^。^))。ヒカルはむくれ、佐為は吹き出す。
小林さんは前にも紹介したことがある。趣味のクラリネットでPeter Ovtscharovと共奏したのを聞いたことがある。 あるピアノコンサート
欧州では、仕事以外にこんなつきあいで親交を深めているのだろう。
小林さんを見ていると、「頭がいい人は碁が強い」が正しいのではないかと思えてくる。碁は別智というのは間違いではないか。わたしという例外を除いて。
「例外ではない。たくせんさんは頭は悪いし、碁も弱い」というのは誰だ!
話を戻して、この小林さんとは棋風が似ているのか、二年前までいつもぎりぎりの勝負をしていた。向こう二子で白6目コミだしながら、持碁・一目負け・二目勝ちというような、コミの勝負であったのだ。だが、二年ぶりの今年の正月の対局では、中押しで負けてしまった。次回からはコミなしにして貰いたいと思っている。