6月8日〜9月5日
ともに重要文化財となっている。
このスペースには前からこのような品が展示されていたが、特別に天文に興味があるわけではないので、さっと見るだけだった。
いま、天地明察のことで興味が集まっているので、こうして特別公開となった。わたしもじっくりと見ることになる。
渋川春海の天文関係の著述。この左には碁方として、天元打ちの棋譜があるが、安井算哲(渋川春海)としてはできの悪い碁なのでカット。
今回特別公開となった地球儀・天球儀の説明。平成2年に重要文化財に指定されている。
上の方に日本がある。かなりゆがんでいるが、当時のヨーロッパの地図を基にしている。
天球儀はぼけてしまった。
これは渋川春海作ではないが江戸時代の天球儀。
この日、大哺乳類展−海の哺乳類を見に行ったのだが、かなり混んだので、写真を撮る気になれなかった。
ところが久しぶりに本館を見たら、渋川春海の名が目に入った。こんなところにも天地明察の影響が及んでいる。
こうして写真を撮るのは自由だが、フラッシュは禁止。フラッシュの強い光は展示物をかなり傷めるという。これは紙の宿命でもある。
紙張子って幾重にも重ねて仕上げてあるのでしょうね?
貴重な物ですね。
底が明るくてフラッシュたかなくても充分に手振れもしそうにないし。。って一箇所、手振れ??失礼しました(^^)
どのような構造かは知りませんが、和紙を何枚も重ねて固めたものと思います。
注目すべきは、江戸の初期にすでに地球が丸いことを認識していたと言うこと。
たとえば、地方によって、北極星の地平との角度が違うと言うこと。そしてその角度は緯度をあらわすと言うことを知っていたこと。
ただ、天動説を考えていたかどうか。これは疑問です。ちょうどニュートンたちが活躍したころなので、春海はそこまでは認識していなかったと言われています。
中国から伝わった暦が長い間にずれてきた。それを正す暦を作ったのが春海たち。
それの集大成がこの地球儀と天球儀なんですね。あまりにも偉大なものなのでおそれおおくて、手が震えてしまいました(^。^))。