竜舌蘭(リュウゼツラン) で書いた、夢の島熱帯植物園の青の竜舌蘭(アオノリュウゼツラン)の花が咲いた。咲き始めたのは8月5日ごろ。この写真は8月12日。日本海には台風が北上しており、ここ熱帯植物園でもかなりの強風であった。
写真のように8メートルほどの花茎に枝を張ったようにして、下から順に咲いていく。
下の方はすでに花が終わっている。中程の黄色いのが花で、上の方はまだ蕾の状態。
下の横木は二年前に咲いたもの。花が終わると枯れるが、そのままにしている。
右の建物は園の入り口
このように、二本の花茎がたっている。左はまだ小さい。花の咲くのはもう少し先になる。
説明には、次のように書かれている。
アオノリュウゼツラン 青の竜舌蘭 リュウゼツラン科
竜舌蘭という名前から、蘭の一種に間違えられることもありますが、蘭の仲間ではありません。以前はユリ科またはヒガンバナ科に分類されており、現在はリュウゼツラン科に分類されています。
メキシコ原産のこの植物はセンチュリー・プラントという英名を持ち、70〜100年に1度開花すると言われています。実際は熱帯地域では10〜20年、日本に植えた場合は30〜50年で花を付けます。
花は一生に一度しか咲かず、開花した株は枯れてしまいますが、枯死する寸前に子株を根元のところに作っておき、子株を残します。
花のまわりに黒い点があるが、汚れではなく、花に群がるカナブン。
こうしてみるとかなりの数のカナブンが花の中にいる。左の終わりかけた花に多く集まっている。
なんと雄大な花であることよ。花茎の直径は10センチを超える。枯れた花茎はまるで材木のようだ。
花をアップにしてみてもひとつひとつの花の形はいまひとつ判りにくい。

竜の舌を思わせる葉は、肉厚でアロエを巨大にしたような感じ。先端は鋭く、葉の縁には鋭い棘がある。
普通に立って撮影している。葉は背丈より高い。こうして数株しか残っていない。次にこれらが咲くのは何年後か。