黄日華版 射�G英雄伝の碁（？）

１９８３年黄日華版　射�G英雄伝の碁（？）
　このドラマの話を　中国世界−黄日華版　射�G英雄伝　に書いたが、この中に碁らしいものが出てくる。
　小説では碁のシーンはない。張紀中版（李亜鵬版）でもなかった。この黄日華版では、盤石は出てくるのだが、碁とは言っていないようだ。これは碁とは言えそうにないが、では他のゲームかと言えば、五目並べでもなさそう。


　包惜弱（楊康の母）が、金の趙王完顔洪烈（ワンヤンこうれつ）に掠われ、王妃として趙王府に住んでいたとき、完顔洪烈と盤石を挟んでいる。
　石の位置が偏っていて、数のバランスから、見えない部分に黒石が多くあるとしか思えない。それでもあり得ない配石だ。検討中か、碁ではない他のゲームか。
　　　

　蒙古のチンギスカンの根拠地で、江南七怪が郭靖に武術を教えているころ、手空きの人が盤石を囲んでいた。そこに郭靖が来た。
　これも石の偏りが見られる。碁に見えないこともない。


　これはどの場面だったのだろう。石を置く手つきの不器用なこと。それはともかく、碁ではないが五目並べでもない。碁とは言っていないようなのが救い。

　金庸さんは碁が好きなので、金庸作品に碁が出てきてもおかしくないが、これはなんだろうなあ。

Comments

これはまだマシですよ。
最近見た書剣恩仇録の２４話か２５話あたりで碁石が一子、将棋のように
置かれています。
つまり□マスの真ん中です。
これはハッキリと碁と発言しています。

あと関西幇会で行った奈良の平城遷都１３００年祭の碁らしき物も
不自然でした。
黒６子で白が８子置いてありました。
こんな序盤でどうやって後手の白が２子取ったのか？
碁石の配置からしても２子取ったような形がありません。
どこもそういう所にはこだわらないと言うか手抜きなんですね。

Posted by ソラ at 2010年11月17日 21:24

ソラさん
書剣恩仇録は最新版ですか。わたしは杭州で買ったＤＶＤの中にあるのですが、まだ見ていません。倚天屠龍記の次に見るつもりでいまが、来年早々になるかな。
碁は日本語でしたか、それとも字幕。中国では碁が盛んといわれていますが、案外そのあたりはお粗末ですね。スタッフでも俳優でも、一人でも碁を知っている人がいれば防げるミスなんですけどねえ。もっともトップダウンばかりで下からの発言を許さないのかもしれません。
平安遷都祭で、序盤で１６手目か１７手目で、もう数が合わなくなっている石。形も碁になっていないでしょうか。
考えられることは、奈良時代なら、白から先に打ったと思います。それで二子局なら数が合います。この当時はどのように置いたのか判りませんが、まずタスキに、つまり対角線に黒石白石を置く、それ意外にどこかに白がハンデ分二子置く、白４個黒２個になります。それで打っていくと
＞黒６子で白が８子
になります。形を見ないとなんとも言えません。正しい可能性が高いと思いますよ。

Posted by たくせん（謫仙） at 2010年11月19日 07:39

書剣恩仇録は確か字幕で碁と書いてありました。
倚天屠龍記はもうすぐテレビ放送が始まるのでそれから見ます。

昔は白から先に打つ事があったんですね！
平安遷都祭の碁石の配置は展示してある客から見て左下の星周辺だけに白８子・黒６子でした。
こまかい処までは覚えていませんが白先番なら正しい可能性がありますね。

Posted by ソラ at 2010年11月19日 22:11

ソラさん
字幕でしたか。それに対しては、実際に見てから何か書いてみましょう。

平安遷都祭は、左下の星周辺だけなら、もうそれは間違い、ただ展示のために置いただけと言えます。
前に書いたように、タスキに４スミの星に石を置いて、それから始めます。
だからそのように偏ることはありません。

京都御所でもそのようなおかしな配置を見たことがあります。せっかく日本の文化といいながら、残念でした。

Posted by 謫仙 at 2010年11月20日 07:45