2011年08月04日

お言葉ですが…9

お言葉ですが…9 芭蕉のガールフレンド
高島俊男   文藝春秋   2005.5
 
 このシリーズは読まなくなって久しい。連載を終えたというニュースもあったが、あれはいつのことだったか。
 たまたま図書館でこの本を見つけたので、読んでみた。相変わらず鋭いのだが、あまりに個人的専門的過ぎて、再読する気にならない(買って保存しておくほどの内容ではないの意)。もちろん一度は読む価値がある。

 笑ってしまったのが、「オカルト旧暦教」の話。
 旧暦の本が多くあるが、どれもこれもデタラメばかりだという。
 その中に、季節や天候が旧暦にあわせてやってくる、という話がある。
 −今年は8月に閏月があった。だから夏が長い。異常気象といわれたが旧暦で検証すれば理由が判る−
 こんなバカバカしい話が、巷に氾濫していたらしい。
 そして農暦が採用され、年号が使われるようになって、生産が飛躍的に向上したとか。
 ウワー、全文がこんな話なのか、その他はまともで特におかしいところだけ取り上げたのか判らないが、著者高島はプロの筆には厳しい視線を注ぐので、こんな素人にも判るような間違いは痛烈に批判する。
 江戸弁の話もある。志ん朝の落語で聞いていて気づかなかったが本を読んで判ったこと。受け身のラレルがライルになる。
ンなところ見らいたって…
え? なんで怒らいた?

という。
 わたしも志ん朝は好きだったが、こんなふうに喋っていたとは気がつかなかった。

あとは、猿と猴の違いとか。
昔の女性の名前◯子の読み方とか。
ファフミレス敬語の話とか。(今でも使われているメチャクチャ敬語の話です)
州の話とか。(中国の「禹の九州」などの州です)

 ようやくこれだけ思い出したが、他は全部忘れてしまっている。
posted by たくせん(謫仙) at 08:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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