2011年09月19日

木下暢暁さん決勝で敗れる

 いま、日本棋院ネット対局「幽玄の間」に行ったら、木下暢暁(きのしたながとき)さんが2局に出ていた。

 世界アマ日本代表決定戦決勝で、中園清三さんに敗れている。残念。
 もう一局は準決勝で諸留康博さんに勝って決勝に進出した。
 桁違いに強いことは知っていたが、こうしてアマのトップを争うと強さを実感する。

11.9.19.1.jpg 11.9.19.2.jpg 

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 180手で投了したが、盤面でも勝てないようだ。

 わたしは木下さんに一局教えて貰ったことがある。ヒカルの碁を読んだ人は判ると思うが指導碁である。本来なら井目(九子)であるが、指導碁なので三子局。
 途中でわたしの大石が死んでしまった。そこで投了しようとしたら、木下さんは手を抜いてアサッテの方に打つ。わたしは大石を活きて続けて打った。
 終局後に訊いてみたら、「ここはこうしてこうして……」と20手以上並べ、「それで活きています。ここに石があると死んでしまいます」と、わたしには手を抜いたように見えた手を指して言う。
 こんなふうに相手が読めないと判っていても、きちんと読んで対応する。これが木下さんの強さなのだ。
 この時は若い女性を相手に三面打ちをしていた。局後は3様に並べて説明する。これだけでもわたしには神業。
 第39回(1999)朝日アマ十傑戦では冠を戴いている。
posted by たくせん(謫仙) at 13:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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