2011年11月21日

鹿児島 仙厳園(後)

 日本庭園ながら、南国のおもむきがあり、豪放な感じがする。公家ではなく武家の庭園だ。司馬遼太郎は、薩摩の武士社会を鎌倉武士が江戸時代にも残っているようだと言っていた。

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 あずまやは望嶽楼、桜島を正面に見る。

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 奥から入り口方向を見る。広く平らな部分は海と見立てたか。
  
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 明治25年にはここで発電して、電力としている。流れ落ちる水の力で水車を回して発電した。この大きさから見ると大きな電力は無理だろう。電灯をともしたり電話に使用したり。
 この上に「曲水の庭」がある。写真を取り損ねたが、見たところとても優雅とは言えない。そのときは整備をするのだろうな。案内の写真を見ても、そこで撮ったとは思えないほど様変わりしている。辛うじて水流の岩の様子から、ここに間違いないと断定できる。

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 はっきりしないが、遠くの巨大な巌には千尋巌と書かれている。
 中国的。書くのは大工事だったようだがわたしの好みではない。

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 バクチの木
 樹皮を落とし赤裸になっている。この木は他所でも見た。

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 江南竹林
 1763年に二株の江南の竹を中国から取り寄せたのが根付いた。孟宗竹と名付ける。ここから日本中に広まった。
 この竹林は二代目。1993年に崖崩れで一度流失し、あらためて植えた。

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 この一画には南国の植物を集めている。

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 訪れる人も少ないと見えて、石の上も苔むしている。南国植物も植えた当時は興味深かったであろう。今では各地に熱帯植物園があり、南国植物といって珍しい物ではない。

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 磯御殿。この庭園の中心となる、島津家の屋敷である。

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 屋敷内部も見学できる。案内人もいて、説明して貰う。中は撮影禁止だが、中庭は許可。
 ここで結婚式を終えたばかりの一組とすれ違う。屋敷内で結婚式の様子はないので、近くの神社に参拝して、写真を撮りに来たのか。

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 一度外に出て、別なところでお茶を頂く。案内はそこまで。

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 庭園内で最大の松の大木。

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 豪放ばかりでなく、このような繊細なところもある。

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 定石のような普通の感覚の庭園部分。

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 まるで細工物のように整った松。もちろん本物。

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 仙厳園は鹿児島湾の海と桜島を借景とした。

 園内に薩摩切子のギャラリーがある。気に入ったグラスを買い求めた。前に買った江戸切り子のグラスを割ってしまったので、欲しかったのだ。
 園を出ると、道の向こうに尚古集成館がある。ここは幕末から始まる近代化事業の記念館だ。もと集成館工場だった。ここは面白くなかったので、見に行く予定だった異人館はパスして、市内に戻る。この日小原まつりが開かれていて、中心となる道路はパレードが続き、道を横切ることができない。城山に行くのに苦労した。

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 小原まつりのパレードの最後はミッキー。ようやく終わり、道を横切り城山に向かった。
posted by たくせん(謫仙) at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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