2006年09月13日

北海道1 函館1

 8月27日
 上野から新幹線と特急で6時間、函館で昼食である。
 函館までならば、飛行機と比べてさほど遅いとはいえない。
 北海道の観光の旅は初めてである。前に2回札幌にスキーに来たことがあるが、スキー場以外はほとんど見ていない。

 残暑の北海道は、この日も30度を超える夏日であった。荷物を駅近くのホテルに預け歩き出す。
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 駅の隣の駐車場では「よさこいソーラン」の大会。会場はもう一カ所あり、そちらは観客も多い。わたしはよさこいソーランを通して見たのは初めてなのだ。この激しい動きは日本の踊りの動きではない。不思議なネーミングである。

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 函館山まで、それほど遠くない。観光の中心はこの函館山の手前の海岸である。そこまで歩いた。市内は路面電車やバスの便があり、それに乗ると楽である。歩くのは1回でよい。

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 最初に目に入るのがこの金森赤レンガ倉庫群である。今では中はショッピング街となって、土産物屋ばかりではなく、各種の店が並んでいる。
 函館は安政6年に貿易港として開港され、異国文化が流れ込んだ。また高田屋嘉兵衛によって国後・択捉漁場の開拓の後は、北洋漁業の本拠地でもあった。
 この金森倉庫は明治40年(1907)ころの建築で、木骨ながら外壁はレンガを積み上げている。
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 金森赤レンガ倉庫の歴史は、明治2年に初代渡邉熊四郎が、最初の事業金森洋物店を開業したところから始まる。明治20年ころ倉庫業を始め次々と建て増した。明治40年8月、街が火事になり三分の二を消失した。その時、金森倉庫も6棟を消失した。直ちに不燃質倉庫の再建を計画し、明治42年5月に完成した。

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 異国文化と同時にキリスト教も入っている。函館山の麓にはこのような教会が乱立している。各地にある寺町のようなものか。

 函館山は標高334メートル、これはケーブルカーで登った。駅前からのバスの便もある。
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 展望台から街を見下ろす。左側が天然の良港函館港。突き出たような大きな船は青函連絡船に使われた摩周丸で、記念館となっている。そのこちら側の大きな建物が魚市場。そのこちら側右が金森倉庫群である。
 港のこちら側、左の方は人通りは途絶え、観光地とは思えないほど。北方民族資料館や北島三郎記念館などがある。

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 駒ヶ岳が見えた。この山は市街からは見えない。ここから30キロの彼方にある。

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 100万ドルの夜景だそうだ。暗くなるころからぞくぞくとバスが到着する。バスから降りる観光客は中国人ばかり。展望台は中国人に占領され中国語が飛び交う。残念ながら一語も聞き取れない。まあ中国語と判る程度には聞き取れたと言っておこう。顔つきから南方系の(つまり上海など江南地方)人と思われた。

 莫邦富さんが新聞紙上でこんなことを言っていた。言葉の記憶は曖昧だが、その意味は間違っていないと思う。
 中国のホテルでは日本のテレビ放送が見られる。しかし日本のホテルでは中国のテレビ放送が見られない。これが中国人観光客には少しつらい。しかし札幌のホテルでは中国の放送が見られる。歓迎の態勢ができている。だから中国人観光客は来やすい。
 このあと札幌でも知床でも釧路湿原でも中国人の団体に出会った。そして莫邦富さんの言葉を思い出したのだ。
posted by たくせん(謫仙) at 11:41| Comment(5) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2度ほどいきましたが、失った明治の雰囲気があるような、外国のような、新しいような。札幌とは違った感じがします。
本州と北海道、そして、海外の窓口としての歴史のせいでしょうか。
函館は不思議な雰囲気を持った町です。
函館山から海に挟まれた町を見てそんなことを思いました。
Posted by オコジョ at 2006年09月13日 22:38
 都市そのものが観光として見る価値がある、そんな雰囲気がしますね。
 札幌などは都市の中の何々を見るという感じです。植物園とか大通りとかイベントとか。
 そして、函館は函館山の存在大きいかな。この夜景は自然の夜景ですから。
 外国では夜景の有名なところは、ほとんどがライトアップされている。
「日本はライトアップして観光客を呼ぶことをしないから駄目なんだ」
国内でもライトアップをしているところもありますが、
「こんな資源の無駄遣いをするとは」
どちらの意見が正しいのか。まさか同じ人の発言ではないと思いますが(^。^))。
Posted by たくせん at 2006年09月14日 07:50
わたしも今年函館に遊びましたが、確かに中国系の観光客が多うございました。
毎年海外旅行は箱館と決めております。(ーー;)
Posted by あど at 2006年09月16日 11:30
たくせんさんこんにちは、二ヶさんのところで函館の写真を見て早速
のぞきにきました。
僕も函館を含む北海道には冬、夏、秋と3回の経験があります。

特に雪景色の函館は綺麗でした、あの外国の教会は聖ロシア教会ですね。
トラピスト修道院も2回ほどいきました、この修道院はあかとんぼの
作詞者、三木露風が教師をしていたことで有名です。
またいろいろ書かせていただきますが、今家内が帰ってきましたので
ここでおいておきます。
Posted by 龍之介 at 2006年09月16日 11:39
アドさん。
一駅で海外に行けるとはうらやましい(^_^)。
中国の経済発展は多くの人が海外旅行ができるようになったことで判りますね。わたしは「ここまでは、このままでもよいが、民主化しないとそれ以上の発展はムズだと思った」のが、5年前。考えてみると今でも国内に植民地を抱えている状態なので、もう少し発展するのでしょうか。
外国を知る人が増えることは喜ばしいのでは。


龍之介さん。
確かに聖ロシア教会でした。そういってもキリスト教の各派の差は判りません。
まあ仏教でも同様でわたしには差は判りませんが。
そんなわけで、トラピスト修道院はどこにあるか知りませんが、沢山の教会がありますね。
啄木以外にも多くの人が函館に立ち寄ったことでしょう。三木露風の名が出たのは初耳です。わたしの知識のなさを暴露してしまいましたね。
またゆっくりいらしてください。
Posted by たくせん at 2006年09月16日 22:13
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