2006年09月17日

 朔日と書いて「ついたち」と読む。朔とは新月であり、旧暦では新月の日が月の第一日(ついたち)であった。
 満月は望月ともいう。十五夜である。
 歌に歌われた十三夜・十五夜は有名でありそのまま読むが、十六夜ともなれば、読み方は「いざよい」。
 十七夜の月は立待月(たちまちづき)というが、十七夜だけで「たちまち」とは読まないらしい。
 十八夜の月は居待月 (いまちづき)。十九夜の月は寝待月、臥待月(ふしまちづき)とも。
 二十夜以降は、日が沈んでから月が出るまでの間の暗さを宵闇という。
 この宵闇はやがて月が出ることを前提にしている。そう考えると、
   ♪♪宵闇せまれば 悩みは果なし♪♪
という「君恋し」も、やがて悩みが消えることを暗示していると考えるところだが、作詞者はそこまで考えていたのだろうか。
 落語の「小言幸兵衛」では次のような科白があった。
「十九たちまち二十歳(はたち)宵闇というから月夜の晩に結ばれるな」
 二十で宵闇はともかく、十九で「たちまち」はおかしい。そういう慣用句があったのか。もしかすると、その演者の錯覚かも知れない。
 あとになってしまったが、十四夜は待宵(まつよい)。小望月とも。
 ついでに星月夜は、星だけで月夜のように明るい、つまり月のない夜である。
   四畳半 駄文を書いて 月を待つ    謫仙
posted by たくせん(謫仙) at 07:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 言の葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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