2012年02月06日

謎解き日本合戦史

謎解き日本合戦史−日本人はどう戦ってきたか
鈴木眞哉   講談社   2001.9

 この本は著者の一連の戦争ものの記述のうち、武器と戦い方だけに絞った総集編のような内容だ。ただ発行日付をみると、わたしの読んだ本の中ではこれが一番古い。
 おそらく研究と発表のずれや、目的によって重点を絞ったので、必ずしも内容が順番通りではないのだろう。
 語り継がれている歴史常識を問い直す。
 とくに白兵主義への批判は詳しい。昭和初期の戦争は白兵主義を取ったが故に滅亡が約束されたようなものだった。西南戦争も火器つまり鉄砲の量によって勝敗が決まっている。西郷軍は矢玉の尽きたところで敗北した。日ロの戦争も火器が勝敗を分ける。
 三年がかりで「坂の上の雲」のドラマが放送されたが、そこでも日本軍は火器の劣勢に苦しんでいる。旅順の戦いの愚かさは呆れるほど。
 それも、こうして鈴木眞哉の本を読んではっきりする。

 はじめに書いたように、わたしにとっては、今までは読んだことをおさらいするような感じだった。今までこの著者の本を読んでいない方に勧める。
posted by たくせん(謫仙) at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック