2012年02月12日

タイムスリップ紫式部

鯨統一郎   講談社   2010.11

 タイムスリップものの第七弾、もっともわたしには3冊目である。
 本間香葉子は授業中に鞭打たれて平安時代にタイムスリップし紫式部の身体をもつ。清少納言や赤染衛門と親交を保ち、そして藤原道長殺害の謎を解く。
 それにしてはできがいいとはいえない。とくに歴史を変えてしまう結論は疑問。なぜならこれからこの本の続きでは、それを前提にして物語が進まなければならないからだ。もっとも作者も読者もこの本限りの設定として、気にしていないかも知れない。
 二度とこの話に関連する話は扱わないなら、問題は生じない可能性が高い。しかし、次作からの登場人物が、歴史の認識が変わっているという前提で話をすすめるのは、読者には負担が大きいだろう。
 一般的には、いろいろあったが、結局元に戻ってしまったとするのが普通。

 授業中に鞭打たれてタイムスリップも強引だが、「教鞭を執る」という言葉の鞭が本当に使われた(小説上でも)のは初めて。昔は本当に鞭を使っていたのかな。わたしは比喩だと思っていた。もっとも鞭を持っていたという話はどこかで読んだ記憶がある。
 と、こんなふうに関係のない話で興味を持ってしまった。
posted by たくせん(謫仙) at 07:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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