2012年03月22日

台湾高砂族の服飾

台湾高砂族の服飾 −瀬川コレクション−
HPから加筆訂正して転載

渋谷区立松濤美術館 特別展   1983
     takasagozokunofuku.jpg

 わたしが台湾の高砂族について、それなりに知った写真集である。
 一口に高砂族というが、多くの種族に別れる。その代表的な九族の服を紹介する。
 紹介されているのは、アミ族・ヤミ(タオ)族・タイヤル(アタヤル)族・ブヌン族・ツオウ族・サイセット(サイシャット)族・パイワン族・パゼッヘ族・平埔(ペイポ)族。
 収集の苦労話や、各種族の生活や習慣なども写真と共にかなり詳しく書かれている。また櫛などの小物の写真もある。
 表紙の写真はパイワン族の服である。
 昭和の初め台湾で収集した服であるが、色は鮮やか。
   
takagozokchizu.gif
 この地図は謫仙自作、本の地図とは違いがある。

 高砂族は、大きく高山族と平埔(ぺいぽ)族に分けられる。
 以下は 蘭嶼10 あとがき、核廃棄物 と一部重複します。
 台湾原住民を、台湾では高山族という。日本では高砂族といわれるが、現在では、一応言わないことになっている。高砂族と言うのは失礼、高山族と言うのが正しい。
 だが、高山族と高砂族は同じではない。日本統治時代に、いわゆる原住民を高砂族といった。その中で漢族に溶け込んで、独自の文化を保てなくなった民族を平埔(ぺいぽ)族とよび、いつまでも独自の文化を保っている民族を高山族とよんだ。だから海の民のヤミ族も高山族という。清朝時代は、熟蛮・生蛮といわれていた。
 現在、平埔族は完全に漢族にとけ込んで消滅し、高山族だけが残った。故に理論的には高砂族でも間違いではないが、台湾の人々が高山族とよぶことを望むなら、高山族とよぶべきである。ただし、高山族の人々が、それを希望しているかどうか。
 また、大陸中国では、一つの少数民族として高山族と分類しているが、各部族は言語も由来も異なり、同一民族とするのは無理がある。

 わたしがリンクさせて頂いている「世界民族博覧会」によれば、高山族には、
アミ族・アタヤル族・セデック族・パイワン族・ブヌン族・ルカイ族・プユマ族・サイシャット族・ツオウ族・タオ族・サオ族・クバラン族・タロコ族
 平埔族には、
ケタガラン族・タオカス族・パゼッヘ族・パポラ族・バブザ族・ホアニア族・シラヤ族・マカタオ族
の名が上がっている(タオ族とはヤミ族のこと、近年名を変えた)。高山族は人数が載っているのに、平埔族はすべて人数不明となっている。

89-23-02-2.jpg 
 これは1989年に三地門で撮ったもの。わたしには民族は特定できない。
posted by たくせん(謫仙) at 07:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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