8月5日〜9日は京都にいた。
千寿師父から『夏の囲碁研修+座禅in京都』の誘いがあった。
日時は8月6日〜8日で、訪問地は寂光寺・相国寺・金閣寺・銀閣寺。そして合間をぬって囲碁サロン爛柯で囲碁。師を含めて21名。大阪や島根の方もいる。
わたしは前後に余裕を見て、5日に行き9日に帰った。しかも座禅はバスして観光。予定はよかったのだが、暑くて思うようには動けない。
五日、京都に到着後比叡山に行く。もちろんケーブルカーで登る。
電車の終点八瀬駅
ここからケーブルカーの駅に向かう。
川では遊ぶ人が多くいた。こんなふうに遊べる清流がある。
ケーブルカーの駅に来た。日曜日なのに乗る人は少ない。時間帯によるのか。降りるとロープウェイに乗り継ぐ。
乗り継ぎの途中にかわらけ投げの場。落語「愛宕山」を思い出す。
さわらびの握りこぶしを振り上げて山の頬面春風ぞ吹く
夏風ですが、山風は涼しい。
延暦寺は東塔(とうどう)と西塔(さいとう)と横川(よかわ)と三カ所に散る。観光の中心は東塔だが、かなり前に行ったことがあるので、バスで西塔を目指した。
バス停は「ガーデンミュージアム比叡」の入り口。ここは帰りに入った。
バス停からは琵琶湖を見下ろせる。
西塔エリアに入る。東塔の奥の院のようなイメージの地域だ。この寺域一帯が杉林でひっそりとしている。
常行堂、この右に法華堂があり、両堂は渡り廊下で繋がっていて、門のようになっている。間をくぐり抜ける。
長い石段を下る。
この堂はなんだったのだろう。階段の途中なので恵亮堂かな。こうして釈迦堂以外は全てひっそりしていた。
西塔エリアの中心になる釈迦堂。それにしては参拝客の少なさよ。関西では夏の京都は敬遠されると聞いた。それでも比叡山には、行く人がいるのではないかと思ったが…。
庭には釈迦の生涯を簡単に説明。
前世譚なら「ジャータカ」と言うが、現世の修行の話もそう言うのかな。
この後ろは鐘楼がある。
右奥には修行道場があり、観光客は入ることができない。この地が荒れていて、寺男が一人いるばかりのとき、若山牧水は一週間も泊まり込んで寺男と語り合ったという。
釈迦堂の裏手に回ると誰もいない。説明できないのでざっと紹介。
こんな道を上る。
説明板もかすれ、辛うじて相輪橖と読めた。
弁財天というが、忘れられたような。さらにこの先には自動車道を横切った先に瑠璃堂があるが、行かずに引き返した。
まわりはきれいに刈り込まれ、手入れはされている。
東塔エリアに向かう。
途中にあるのは浄土院。
この裏に伝教大師廟があるはず。この時になって、釈迦堂を参拝しなかったことに気づいた。不信心の極みだ。
ここから長い石段を登ると、歩道橋で車道を横切る。その手前に山王院堂がある。歴史的には重要らしい。
山王院堂とその反対側にあった小さな石仏、おいてある石は水晶?
歩道橋を通って車道の向こう側に行き、歩道を歩くと間もなく東塔エリアの裏口につく。
比叡山、眺めたけれど行ったことがありません。
暑さに強いお方は夏の京都を目指す。
わたしの泊まった安宿は、外国人の人気が高く、西洋人の姿が目立ちました。
浴衣姿だと、顔を見ないと日本人かどうか判りません。チャパツの日本人もけっこういますので。
言葉で外国人だと判る人も。南方系の人たちは京都の暑さなど平気なようです。
比叡山は標高800メートルほどですが、けっこう涼しいところでしたよ。