2013年01月07日

名誉教授

名誉教授

 三十年も前の話であるが、ある時4人が、名誉教授とは何か、という話をしていた。そこへわたしが顔を出したので、わたしにも訊かれた。
「定年をすぎた元教授のことだよ」と答えたのであるが、二人の大学出に猛反発された。
「すばらしい業績を上げたと認められた教授、に決まっているではないか」と決めつける。
 わたしが来る前の一応の結論であったようだ。だがひとりの女性が疑問に思ってわたしに訊いたのだ。
 わたしは、「あっ、そう」で話は終わりにして次の話題に入った。

 去年の夏、京の先斗町のお茶屋に後から来た方が、次のような話をしたので笑い転げたことがある。 参考お茶屋
「わたしは名誉○○鑑定士である。そう名乗ってから、よく○○の鑑定を頼まれる。ところがわたしは○○については何にも知らんのだ」
「何にも知らないのに鑑定士を名乗るので名誉をつける。名誉なんとか、とはそのようなものであって、○○のことを知っていたら名誉はつけない」
 そのときに昔の名誉教授の話を思い出したのだ。
 調べてみると、定年を過ぎれば元教授に限らず講師でも名誉教授になれる。一応誰かに推薦されないといけないが、それは建前でほとんど無審査に等しい。もちろん職ではなく称号なので名誉教授としては無給である。
 ネット上では、一度名誉教授を断った人が、名誉教授になると大学の図書館に出入りできると判り、退職時に急遽名誉教授にしてもらった、という話もあった。
 つまり、定年退職した元教員というのが実体のようだ。

 都市銀行と地方銀行はどこで区別するのか。という話もあった。
 少し前に、神戸銀行と太陽銀行が合併して太陽神戸銀行が誕生していた。
 わたしは「外国取引ができる銀行が都市銀行、できないのが地方銀行」と答えた。これにも猛反発された。「東京や大阪にある大きな銀行のことだよー。神戸なんて田舎の銀行だ」と言われた。
「都市銀行の太陽銀行が、神戸の(小さな)地方銀行を飲み込んだんだから」
 この時もひとりの女性が疑問に思って、わたしに訊いたのだ。
 どこかで太陽銀行が地方銀行だったとされていたので、おかしいと話題になっていたらしい。
「太陽銀行は地方銀行だったが、都市銀行の権利を得るために、小さな都市銀行である神戸銀行と合併した。形では神戸が大きな地方銀行の太陽銀行を吸収して、都市銀行の神戸銀行になり、名称を変更して太陽神戸銀行になった」と答えたが、納得しない。
 形の上では神戸が太陽を吸収したのだ。現在はさらに合併し、その名は残っていない。
 昔の地方銀行は外国取引をどうしたのかといえば、外国取引専門の東京銀行に依頼した。
 東京銀行の前身は横浜。横浜や神戸が外国取引の中心であった時代には、都市銀行があってもおかしくない。今では取引方法も変わり、東京銀行も普通の銀行になって、他行と合併してしまった。
 今、インターネットで調べてみたが「外国取引」で分ける分け方は載っていない。
 わたしの常識は間違っていたのか。
posted by たくせん(謫仙) at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 言の葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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