2013年03月09日

まんまこと

畠中 恵   文藝春秋   2007.4

 八つの町を支配町とする名主の息子高橋麻之助が、玄関で町内のもめ事を解決する。
 江戸の町は役人が少なく、特に警察官に相当する与力・同心は二十数人しかいない。これで江戸の民事問題まで携わる暇はなく、多くは町名主に任されていた。町名主の家の玄関は、公的な意味合いがあった。お白砂のかわりのようなものである。
 麻之助はまだ若いとはいえ、将来は父の跡を継いで町名主になる身分。父の不在のときは代理を務めねばならない。
 父も仮病を使って、麻之助に任せたりする。勉強のためだ。
 お気楽で一見頼りなさそうな麻之助の裁定ぶりだが、きちんと証拠を集めては、心温まる裁きぶり。二人の親友(悪友)にも協力して貰う。
 まんまこととは「真真事」で、「本当のこと」といいう意味。
 表題作をはじめ連作短編6編。
 続きも読んでみたい。
posted by たくせん(謫仙) at 07:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/343559595
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック