幽玄の間に入るとき、まずどこのサーバーに入るかという画面が出る。
日本1、韓国3、中国2、台湾1、タイ1、大会1。このうちタイと大会はまだ動いていないので、実際は7サーバーだ。1サーバーで最大約3000人。
総接続者数14023、などという数字もある。
たとえば、韓国8000、中国5000、日本700、台湾300。この数字がそのまま現在の碁の勢力図と言えないこともない。
先日は日本の対局者300のうち半数は中国ということがあった。この時のチャットで気になる発言があった。
会員には無料会員と有料会員(一ヶ月2100円)がいて、サービスに少し差があるのだが、有料会員は外国のサーバーにも入って打つことができる。ところが外国で登録している人は、無料会員でも登録国以外のサーバーに入れるという。してみると外国のサーバーで登録している日本人がいるかも知れない。(この話は確認していない)
かなり前、WWGoの有料会員(一ヶ月500円)だったころ、なんとそこでは日本人は有料、外国人は無料というシステムだった。建前は碁を海外に広めるためだが、いまではそんな必要がないことはよく知っている。しかも挨拶などは英語でしろという。バカバカしくて、無料会員になったが、そこでは勝手に段級位を名乗れるため、手合い違いばかり。
そこでKGSに登録した。そこは無料であるし、システムもまとも。
その後、幽玄の間に入って打つようになった。あるとき、久しぶりにKGSで打とうとしたら、英文が流れるばかり。日本のスポンサーがおりたので云々という噂である。この英文をどうこうしてまで打ちたいとは思わないので、いまでは幽玄の間ばかりとなった。
ここでは中国の簡体字やハングルも表示する。定型文は翻訳文もある。
あるプロの対局を見ていたとき長考になった。韓国人と日本人のチャット、
「この対局者は寝ているんですか」
「そうです。ずっと考えていては疲れてしまうので、ときどき寝ながら打ちます(笑)」
無礼な質問も、これくらい粋にかわしたい。(^。^))
中国人の無礼な書き込みも多い。これは無視。政治は敵でも碁は友というのが普通の日本人。日本人は誰もここで政治の話をしようとする人はいない。
一般に韓国人や中国人は終わりの挨拶をしない。
「挨拶が終わらないと、勝利と認めないようにシステムを変えろ」という意見もあったな。
挨拶なしで切られるのは不愉快だが、それを強制するのもムリ筋。
中国の場合は定型的な挨拶言葉もほとんどないので、日本のような挨拶の習慣はない。名前や身分を言うのが挨拶になる。
マナーといえば、天元以外は右上から打つというのもマナーだが、これも強制するわけにはいかない。どこから打っても同じだから右上であって、他を禁じてはいない。他に打つても利はない。