2007年02月27日

在謫仙楼観月対局

06.11.27
 先日、謫仙楼で月を愛でながらの碁会があった。そこで印象に残った一局。
   黒 謫仙 6目半コミだし
   白 小嫦娥
 黒は小目、白は二連星で始まった。右上は桂馬のシマリを打った。
 もうひと隅の小目の黒に、白は「氷河倒瀉」でかかってきた。わたしは「詩仙在楼」で穏やかに受けたが、白はいきなり「天下無狗」を打つ。
 始まったばかり、根拠はなくても「千里流砂」で軽く飛び出してかわす。「斜打狗背」で追撃してきたが、「白砂青松」で不安はない。白はさらに「及時驟雨」で追撃してくる。
 手抜きして「大鵬展翅」で辺に向かった。
 白は「百花錯拳」でゆるみがない。「檎龍手」「鷹爪手」はいつものこと。「落花流水」「沛然有雨」など交わしているうちに、盤面の半分が決まりかけた。地合いは黒がリードしているが白の勢力は侮れない。黒は「飛龍在天」を決行した。月夜なら白の「波濤千里」からは「万波嘉娜」で逃れることができる。これで白を分断したが、打ちすぎであった。黒は「見龍在田」で活きるが、まわりに白の「天羅地網勢」ができあがった。薄いようだが、破る手が見つからない。
 「浚波微歩」で後ろに回り網の中で活きようとしたが、白の「七星向月」が完成して「天昏地暗」にされてしまい、40目近い白地ができた。
 最後の勝負手として「開天闢地」を打つ。白は根拠を奪おうと「追魂奪命」。これを「一陽指」で突き破り、さらに「好久強酒」を連発し劫にする。こうなると白の壁が「雲海隠隠」としてきた。
 黒の劫立てとして一眼の「天昏地暗」を活きる手が幾つかあり、この劫は勝てるとふんだのだが、白は劫を打ち抜いてしまった。「天昏地暗」を活きて40目の白地がなくなったが、劫を抜かれた後、さらに一手加わっては「開天闢地」の黒がもたない。「老虎渡河」で渡ろうとしても、白は「亜及入玄」で動ぜず、勝ちましたと「青天雨傘」。
 黒の「謫仙喝酒」には、白は「大鵲啄虫」で黒2目を啄む。いまとなっては大きい。盤面でも勝てなくなって投了した。
 プロ棋士の講評では「天昏地暗」が一眼になったとき、「神龍揺尾」を打てば活きたという。しかし高段者でもなかなか気づきにくい手だ。その前に「浚波微歩」のかわりに「小林覚悟」でもよかったというが、これは冗談だろう。
「在楼観月」が判りやすかったか。
 それには小嫦娥は「わたし相手に「在楼観月」は無理じゃない?」とにっこり。二回目の投了となった。
  記 謫仙
posted by たくせん(謫仙) at 10:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 謫仙楼対局 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この度、RSSによる囲碁ブログ更新情報サイト「<a href="http://igo.s268.xrea.com/xoops/modules/rssc/">囲碁BlogNet</a>」を開設いたしました。
つきまして誠に勝手とは存じますが、貴方さまのブログを登録させていただきました。

当サイトは
 ・最新記事の取得が早い。(更新ラグが少ない。)
 ・記事のタイトルだけでなく、概要も、適当な長さで見られる。
 ・最近開設された囲碁ブログも登録されている。(登録できる。)
 ・動作が軽快である。
を目指して作成いたしました。

もし登録に支障がありますようでしたら、ご連絡いただけますようお願いします。

皆様のブログページで当サイトへのリンクを貼っていただけると有難いです。
また、当サイトに紹介したいブログ等がございましたら連絡いただけたらと思います。

当サイトを、購読されている囲碁ブログ巡回のお役に立てていただけると幸いです。
それでは、みなさまの記事の更新を楽しみにしております。
Posted by 囲碁BlogNet at 2007年03月18日 14:24
さっそくリンク致しました。よろしくお願いします。
Posted by たくせん at 2007年03月20日 20:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/34790802
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック