両国の駅を下りると、すぐに両国国技館があり、その隣が江戸東京博物館である。
駅を下りると相撲甚句が響き、駅前には相撲の像がある。

小さいながら粋じゃありませんか。
国技館の塀に沿って歩き階段を上がると、四つに組み合う力士のような、あるいは巨大なロボットを思わせるような建物がある。

ここは已に二階であり、一階では江戸城展が開かれていた。
右奥の柱の所に長いエスカレーターがあるが、一階からはエレベーターで登れる。

日本橋
まずは、お江戸日本橋を渡って江戸の世界へ。
これは実物大。手前半分がないため長さは半分。

中村座
江戸の三千両といわれた芝居小屋。
日に千両動くという、吉原・魚河岸・芝居小屋のひとつ。
江戸時代は灯りがないため昼興行であった。見に行けない人は町内の寄席で、芝居話を楽しんだ。

ある長屋、職人の仕事場でもある。
下町の様子は深川にある深川博物館が詳しい。
江戸東京博物館は江戸の全体像に迫る。江戸城の様子、たとえば松の廊下とか、大名屋敷・水運・産業など総合的。
東京には明治から昭和の初めまで。昔の銀座とか、鹿鳴館などの模型。浅草十二階と言われた凌雲閣。第二次大戦の空襲被害など。

その中に漱石の本があった。明治の文藝を代表する人物だ。お札の顔になったりして過大評価されたりしたと思うが、最近は落ち着いてきて普通の作家になった。明治の小説といえばほとんどは名ばかりだが、漱石は今でも読まれている。わたしも二十歳過ぎに夢中になって読んだ。
博物館のHPは 江戸東京博物館へ
江戸の魅力が色々な角度で楽しめそうです。
東京の魅力もですね・・・
漱石というのは、いま読んでも、人物が生きていますね。
藤村の小説は、古くなってしまいましたが・・・
小諸でこんなことを言うと怒られますが・・・
江戸の魅力の集合体ですね。両国駅前という場所もいいので、興味のある人は是非見て欲しいところです。
明治時代の小説は現代語訳がないと難しい。でも漱石はなんとか読めます。
でも若い人たちは漱石も難しいとか。
現在の宮城谷昌光も読めない人が多いですよ。もっともわたしも仮名をふってないと読めませんが(^_^)。
藤村は読んだ記憶がない。わたしには名前ばかりです。m(__)m
写真でみるかぎりでは復刻本のようにみえます。
まあ本物も復刻本も同じようなものですが。
紙には時代がついていないので、おそらく復刻版でしょうね。照明の具合が問題で、正面から撮ることができなかったのですが、それでも紙が新しい感じがしますね。
わたしは文庫本をいまでも持っているはずなんですが、どこにあるのか……。
漱石は当て字が多く、「六づかしい」なんて書いてあったと思います(^_^)。