小泉八雲が松江にいたのは1年3ヶ月、この家に住んだのは約5ヶ月に過ぎない。
当時の庭の描写通りに、部屋から庭を見ることができる。
当時のままではないだろうが、よく保存されていると思う。
武家屋敷である。
玄関先はすっきり。玄関は南向き。
玄関を入って左に行き、まず、最初に目に入る一番大きい南側の庭、百日紅の大木が目立つ。
庭は明治元年に造られた。狭いながらも枯山水の庭園。
西(右)の方へ
西側から北へ
書斎、洋式の机椅子を使用した。って肝腎の写真がない。
北側の庭は詰め込み過ぎに思える。個人の庭らしい。客間の庭ではない。
ここを出ると、向かいの土産物屋からわたしを呼ぶ人がいる。TさんとMさんだ。美味しい酒の味見をしているという。おかわりしたとか。
わたしもさっそく。
地酒である。
小泉八雲の旧居のとなりに田部美術館があるが、「あそこはよした方がいい。たいして見るものが無く……」と言われたので、少し先の武家屋敷に行くことにする。
ふたりはバスで温泉へ行く。わたしは温泉には興味ない。
自然にこうなったのだろうか。
左手に見える武家屋敷に入る。
600石程度の中級武士の屋敷である。
この見取り図の下に小さな砂山がある。緊急の時、刀を研いでいる暇がないので、その砂に斬りつけて刃にしたという。使ったことはなかったであろう。
玄関先と内側の境。
ここは表側の部屋、公私の公である。
裏側の庭
見取図では下の方の竹藪。この奥(背中の方)に鼕(とう、どう)の展示庫がある。巨大な太鼓が三基あった。直径が1.5メートルほどに思えた。
参考 2011年松江祭鼕行列 http://www.youtube.com/watch?v=nBIu-KA8cIs
鼕鼕(とうとう)と響く太鼓の音が聞こえる。
短い間しか住んでおられなかったのに
小泉八雲への信望の深さが汲み取れますね。
太鼓の動画、とても珍しく拝見しました。
1つの太鼓を何人もの人でたたくのですね。
これを直線ではない普通の道を練り歩きながらというのは
歩く速度や方向を間違えると、
人の手をバチで叩いたり足を踏んだりしそうだから
集中力がいりそうですね。
小泉八雲がここにいたのは短いのに、保存されているのは全国でもここしかない。家そのものが優れていたので、保存に抵抗がなかったと思います。
おおきな太鼓を打つのをわたしは見たことがありませんが、動画を見ると迫力がありますね。ゆっくりとはいえ、歩きながらの太鼓。そもそも「鼕」という字をここで知りました。m(__)m。大きなことは言えません。
この武家屋敷は600石程度の中級武士の家です。広いものですねえ。
写真を整理しながらなので時間がかかります。ゆっくりあげていきますネ。
落ち着いた屋敷ですね。
現代人に住み安いかどうかは別ですが、落ち着きそうです。
和室に、洋式の机椅子・・・私も荘でしたね。昔の家には洋間なんか無かったですから・・・
そのせいか、洋間というのは落ち着きません。何か居場所が無いようで・・
どこにし時分を
今も和室で座布団に座ってパソコンをたたいています。
古い家というのは、なぜか落ち着きがありますね。
当時にしては、かなり生活レベルの高い家なので、余裕があるのでしょう。
ただ維持するのは大変だろうなと思いました。
わたしは畳の部屋ですが、椅子机を使用しています。なので古い家を見ても違和感が全くない(^。^)。
実際生活をしていると、ああしたいこうしたいという話が起こるのではないかと思います。