2014年02月15日

竹取物語

 竹取物語
星新一 訳   角川書店   昭和62年
 いま星新一を読み返している。
 いちおう全部読んだつもりだが、ほとんどは覚えていない。
 もっとも「竹取物語」は読んでいなかった。
 竹取物語はもちろんご存知のかぐや姫の物語だ。それを現代語に翻訳。考えてみると、この話の途中はほとんど覚えていない。五人の貴族に無理難題を押しつけた、その内容や結末などだ。
 話は直列に進むが、それは作者が判りやすくしたためで、実際は並列であろう。
 そんな話を、星新一が作家としての感想を交えながら展開する。けっこうおもしろかった。
 昔、SFが世に出たころ、出版社は星新一のSS(ショートショート)しか知らず、長編作家にもSSを依頼した。売れ出してからは長編作家に戻ったが、星新一だけは最後までSS作家を貫いた。
 さて、かぐや姫は美しいのか。これはけっこう疑問だ。その描写は出てこない。
 それにしても、貴族たちが三年も都からいなくなってしまう。それの不思議さ。よく辛抱したもの(^。^)。それだけの能力があるなら、顔も見ていないかぐや姫に夢中になる愚かさも覚りそうなもの。
 びっくりしたのはかぐや姫が着る羽衣の効能。羽衣を着ると、今までのことを全て忘れてしまう。ええっ、そうだったのかとあっけにとられた。
posted by たくせん(謫仙) at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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