2014年04月19日

つくもがみ、遊ぼうよ

畠中 恵   角川書店   2013.3

 前に つくもがみ貸します を紹介したが、これはその続編である。
 お紅と清次は夫婦となって深川に古道具屋兼損料屋「出雲屋」を構えている。そのこどもの十夜(11歳)と十夜のおさななじみの市助(11歳)とこゆり(8歳)、この三人が中心となったこどもの世代の物語。
 親たちとは異なり、子供たちはつくもがみ(付喪神)と自由に話をし、一緒に遊んでいる。三人は双六のつくもがみ「そう六」と双六の勝負をする。コマを進めるたびに新しい勝負が待っている。
 それに絡んでけっこう大事件が起こる。子供たちで解決できるはずもないが、一所懸命なのがほほえましい。取り囲む大人たちも、こどもたちの成長を促すような手助けをする。

 前作からいきなり15年以上たってしまった。序に捨て子をする老婆と拾う女の話がある。この話も大事件に絡んでくる。お紅と清次はふたりの子を亡くし、十夜は三人目のようだが、実はその子を育てたのだった。江戸の時代はそれもよくあったことらしい。
郷愁をおぼえる。
 ところで双六ってなんだか判る人は、やったことのある人は何歳くらいまでだろう。
posted by たくせん(謫仙) at 09:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「つくもがみ、遊ぼうよ」畠中恵
Excerpt: 江戸は深川。僅かな賃料と引き替えに、何でも貸し出す損料屋の「出雲屋」には、つくもがみという妖怪と化した古道具たちがたくさん!威張りんぼうで、そのくせ友情にあつく、噂話にお茶や焼き芋、いたずらが大好き―..
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Tracked: 2014-05-13 23:37