2014年05月01日

聡明な女は料理がうまい

桐島洋子   アノニマ・スタジオ   2012.9

 1976年、著者が40歳になろうとしていたとき、この本は出版された。
 わたしは当時、著者を知らず、料理本にも興味はなかったので、読まずに今日まで来た。
 今読んでも内容は決して古くない。
 著者がアメリカに渡り、アメリカの主婦に料理を教えるアルバイトをした。アメリカのような野蛮な国だから通用すると思っていた。日本に帰ってきたら、日本の方がもっとひどい。それがこの本を書く動機であった。
 読んでみると、料理ばかりでなく人生論でもあった。たとえば、

 自分が独立したのは狭いながら(4畳半についている)自分の台所を持ったとき。
 料理も言葉と同じで恋人を持つとうまくなる。
 台所用品は結婚する前から慣れておけ。
 もらい物の要らない食器で台所を満たすな。

 いちいち頷くことばかり。
 さすがに電子レンジは否定的だが、いまの進歩した電子レンジなら、うまい使い方を考えそうだ。
 作るばかりでなく、それ以上に食べることに積極的。世界中の料理を食べている。この好奇心があってこそ、料理もうまくなり、このような本も書けるのだろう。
 幸せはおいしい物を食べてこそという考え方に納得。料理のレシピより料理に対する姿勢に共感する。
posted by たくせん(謫仙) at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/395971808
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック