
一度上(北)の西洋庭園に戻り、バラ園の方から日本庭園に下る。
黒ボク石積
富士山の溶岩で軽くて加工がしやすい。山の雰囲気を出す。このような石垣状のものは珍しいという。「ボク」はどんな字だろう。
西洋庭園と日本庭園の境になる。
兜門、屋根のこちら側に唐破風のような切り込みがある。この外側は馬車道。
この形は初めて見た。
ここから馬車道を通って裏門へ行く。
これが一番の大木かな、あまり大木のない庭園だった。
梅林では梅の実がなっていた。
十五層石塔
裏門(染井門)であるが、通常は閉鎖。
池からわずかに流れ出ている。
この雪見型灯籠が、池の主のように目立つ。
奥の院型灯籠、春日大社の奥の院にあるものを本家として発達した形。
遠くて判らなかったが、独特の彫刻があるらしい。
池を一周し大滝の前まで来た。
石橋を渡って島に行く。
雪見型灯籠を島の側から。
雪見型灯籠の後ろは枯山水。その後ろの高見は見晴台になっている。
そこの十五層石塔は前に見たものを反対側から。
見晴台といっても形だけ。庭園の見立てに近い。
濡鷺型灯籠
笠が厚くそりがない。鷺の絵があるらしいがはっきりしない。
渓谷を模写したという。
多くの橋が石橋であり、あちこちに大きな石が使われている。石灯籠も大きい。
道も飛び石が多い。大石の目立つ庭園であった。
全体的には今日のような繊細さはいですが、粗削りなところも悪くないですね。
東京はこうした素敵な公園が多いですね。
一つの世界を作りだす。
自然とはなりえませんが、それらしく・・・
日本人らしいのかもしれません。
西洋の公演は、人間な゛思いのままに造形鮨多様な対象で、人口的なのですが・・・
安らぐという考え方が、西洋と、日本では違うのかもしれません。
庭園と言うのはどこでも支配者階級のもの。だから庶民とは視点が違うでしょう。
今では庶民もそれを鑑賞できる。現代では、庶民の視線にあわせて、改良しているのかも知れません。
西洋庭園は、いかにも人が造った整えたのイメージが強すぎます。
日本庭園は、自然のように見せかけて、その裏では西洋庭園と同じように手をかけている。
わたしは日本庭園の方が安らぎますが、それも本物(西洋)の西洋庭園を見ていないせいかもしれないので、本当のところは何ともいえません。
ただ当時の実力者の好みを表していると思えますね。
曖昧な表現ばかりですが…。