2007年04月24日

続弾 問題な日本語

    北原保雄 編   大修館書店  05.11
「問題な日本語」も「続弾」も問題な日本語だが、その理由は本文を読んで頂くとして。
 今回の内容は買って読むほどのものではない。買わずに図書館で借りて読みなさい。というのは、かなり「問題な日本語」とダブっていて新鮮味が少なく、しかも重箱の隅をつつくような話が多い。
 わたしの場合は問題な日本語を確認するために読むといえよう。自分でうまく説明できないことを代わりに説明してもらったという感じだ。
 目次を見る。

すいません/すみません  ありえない  間違ってるっぽい  千円からお預かりします  故障中  汚名挽回  ご負担頂くような形になっております  ご住所書いてもらっていいですか  違和感を感じる  見れる/見られる  会議が煮詰まる  コーヒー大丈夫ですか  わけわかんないし。  歌わさせていただきます  まじ  お疲れ様・ご苦労様  やばいよ、この味  ご利用頂けます  微妙  役立たせて頂きます  足元がおぼつきません  コーヒーの味にこだわる  三タテ  普通においしい  ふたたび、よろしかったでしょうか  立ちあげる  お申し出ください  お煙草はご遠慮させていただきます  ありえる/ありうる  問題な日本語  ご挨拶<

 前作を読んだ方は、これを見ただけで何を言いたいか察することができよう。
 そうはいっても新しい話題もあるので、読むだけの価値はある。
 雲南憧憬の添乗員もコンビニのアルバイトをしたとき、「〜からお預かりします」は間違いだと、店長に言われたという。

 〜させていただきます
 この言葉は、相手の許可を得て、何かをするときに許可を得るために使う。
 だから、「お煙草はご遠慮させていただきます」はかなり強引な気がする。喫煙所で、吸うなと言っているようだ。
 わたし(謫仙)は「…させて頂きます」の用例として、今では死語であるが、不仲の夫婦の別れの科白「実家に帰らせていただきます」をあげたい。
相手の意向を無視して強制的に許可を要求する、強い意志を示す言葉だ。

金庸の飛狐外伝に
「…負けたら、……をさせていただきます」
 この言い方があちこちに出てくる。お互いに譲り合っている場合ならかまわないが、そうではない。
 本来「勝ったら…をさせて頂きます。負けたら…を致します」と言うべきところである。
 賭は勝った方が我を通し、負けた方が譲るものだが、これでは逆になってしまう。
と書いた。

 ところでネット上では誤用が氾濫している。本当の誤用もあれば、承知でわざと書く場合もある。若い女性のホームを覗くとマジに考えれば誤用であるが、実におもしろい使い方をしている。わたしも掲示板とコンテンツでは明らかに言葉の使い方が変わっている。
 それらを「それは誤用です」と指摘されても困ってしまう。
 早い話「立ちあげる」もパソコン用語だが、それを普通に使うと、不思議な雰囲気の文になる。誤用と説明して終わりにせず、そこまで説明して欲しいのだ。
 
 最後に、食事をしての感想。

「微妙」
「マジありえない」
「やばい」
「美味しいっぽい」
「普通に美味しい」

美味しい順に並べなさい(^_^)。
posted by たくせん(謫仙) at 08:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 牢屋壮一です。日本語ですか。これは私は以前に他の別の項目で書いたと思いますが、テレビ・ラジオと言う『放送メディア』を利用して講義を行う正規の通信制の4年制大学である『放送大学』で現在もなお勉学に励んでいます。
 私は放送大学で『日本語学概論』と言うラジオによる放送授業科目を科目登録して履修した事があります〈因みに蛇足ながらこの『日本語学概論』と言う科目は既に『閉講』になりました〉。
 少し説明するとこの『日本語学概論』と言うラジオによる放送授業科目は専門科目ではなく『基本・基礎科目』でした。基本・基礎科目と言うのは一般の通常の通学制の大学で言うところの『一般教育〈教養〉科目』です。
 今、私の手元にこの『日本語学概論』の印刷教材〈テキスト〉がありますが、目次を見ると全15章で構成されています。第1章から第5章までの項目を紹介すると第1章がそのものズバリのタイトル〈項目〉の『日本語』であり第2章が『日本語の位相』です。そして第3章が『話しことばと書きことば』となっており第4章が『日本語・東と西』であり第5章が『日本語の音声』となっています。そして第15章〈最終章〉は『これからの日本語』と言うタイトルになっています。この本の著者〈つまりこの科目の主任講師〉は『古田東朔』と言う人です。要するに早い話がこの日本語学概論と言う科目は『国語学』の授業〈講義〉です。私〈牢屋壮一〉はこの科目〈日本語学概論〉はラジオによる放送授業だけではなく『面接授業』も科目登録して履修しました。改めて説明するまでもありませんが、この面接授業と言うのは『スクーリング』の事です。私はこの科目の面接授業〈スクーリング〉の単位も修得しました。
 今、この科目〈日本語学概論〉のテキストを読んで見ると我々日本人が日頃は意識しないで『無意識的』に何気なく使っている『日本語』ですが、日本語学〈国語学〉と言う『学問のフィルター』を通して見るとなかなか奥が深いものだと思います。私〈牢屋壮一〉も『評論家』を自称している以上、言葉には徹底的に拘っているつもりです。評論家に求められるのは何よりも今までにない全く新しい言葉を作り出す『造語能力』だと私は考えています。
 今回は以上です。
Posted by 牢屋壮一〈評論家〉。 at 2013年02月11日 19:00
『造語能力』これは難しい。
私の知っている人に、「わたしが『チョウ◯◯』を言い始めた」という人がいます。
「チョウかわいい」、などという言葉ですね。経緯を聞いて納得しましたが、評論家ではなく、実務者です。
評論家は、故意に曲げられた言葉を正しく認識して、人々に広く知らせるのが任務と思います。それを一言で表したのが、造語能力でしょうか。
虚言を見破り、真実を引き出す。それができる人ですね。それができないと評論では生活できないでしょう。つまり「家」にはなれない。
ちなみに日本語は難しいと言う日本人は多くいますが、世界的には、易しい言語だそうです。
Posted by 謫仙 at 2013年02月12日 19:56
 牢屋壮一です。今回はこの『問題な日本語』と言う項目を利用して私が勉学に励んでいる放送大学における『放送授業』と『面接授業』の関係について少し説明しておきたいと思います。
 放送大学の放送授業と言うのはテレビとラジオを利用して行われる授業〈講義〉の事でこれについては当然ながら個々の授業〈講義〉科目で内容が違うので説明の必要はないと思います。
 面接授業と言うのは以前にもこの項目で書いたように『スクーリング』の事です。全国各地にある『学習センター』で開講されている教員から直接講義を受ける授業の事です。2009〈平成21〉年度より以前は1回2時間15分のスクーリングが5回行われて『1単位』になりました。2009〈平成21〉年度からは学生を無視した一方的で強権的な教養学部の『再編成』が行われて面接授業〈スクーリング〉は1回が1時間25分〈85分〉のスクーリングが8回行われて『1単位』になります。今回も大変に誤解を招きやすい舌足らずな説明になりましたが、舌足らずな点は関連する該当項目で『補足説明』をしたいと思います〈因みに蛇足ながら放送大学は教養学部だけの『単科大学』です〉。
 今回は以上です。
Posted by 牢屋壮一〈評論家〉。 at 2013年02月14日 10:57
放送大学には興味がないので、説明は要りません。
よろしく。
本書についての感想なら書いてもかまいませんが。
Posted by 謫仙 at 2013年02月14日 16:47
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