鬼子母神(きしもじん)は各地で祀られているが、有名なのに、「恐れ入谷の鬼子母神」がある。
夏になれば、入谷朝顔まつり(朝顔市)が開かれるが、この入谷鬼子母神前が中心である。朝顔市は明治時代から。
法華宗本門流の寺院。仏立山真源寺(しんげんじ)という。万治2年(1659年)の開山。地下鉄日比谷線入谷駅からすぐ。
近くに「びっくり下谷の広徳寺」があったが、関東大震災で崩壊して練馬区へ移った。いまは下谷にはない。
入り口の壁に埋め込まれた表札。鬼の字に角がない。右下はムではなく人になっている。
入り口右には角を取ったわけの説明がある。
この小さめな社に鬼子母神は祀られている。
入り口から入った右には、福禄寿、下谷七福神の一つ。七福神は道教の神で、よく仏教寺院に祀られているが、仏教とはどんな関係があるのだろう。
入り口から数歩進むと左にこどもを抱いた地蔵菩薩像。
道の向こう側の細い道を入ると、狭い路地の下町が残っている。失礼してひとコマ写真を撮らせていただく。