大宮知信 講談社 2009.9
少し古いが内容は今でも通用する。
定年後をどうするか、これは多くの人が抱える問題だ。定年を迎えて、生活に全く問題の無い人は少ないだろう。
そんな人に対して、その問題にある陥りやすい失敗を紹介している。目次を見ればある程度の察しがつこう。定年後のバラ色の人生を描ける人も、ちょっと目を通して確認してみたい。
第一章 再雇用・転職・独立、どれを選んでも茨の道
第二章 なけなしの老後資金が水の泡に
第三章 夢の海外移住の現実
第四章 田舎暮らしのスローライフは意外に疲れる
第五章 退屈地獄を乗り切る趣味探し
第六章 定年夫は邪魔な存在か
第七章 脱会社人間! 悔いなき人生を
たとえば第一章で、社会的能力の錯覚をついている。
起業して「独りビジネスの落とし穴」としては、個人では社会的に全く信用がなくなり、銀行は相手にしてくれなくなる。人脈だって、起業したときは多少あっても、同年代ならすぐに定年退職して無くなる。自宅では公私の区別がつかなくなって時間がとれなくなる。再雇用では給料は数分の一。しかも今までとは全く違う体力の要る現場労働、我慢できますか。
第二章では、投資を考えた人が陥る落とし穴。高配当の誘惑、悪徳商法、株、投信、友人からの勧誘等々。
まだ会社に勤めているうちに、しっかり勉強して用意しておかないと、起業も投資も難しいのだ。
海外ではいまは物価が安いと言っても、数年後にインフラが整備される頃は日本並みになる。(現在では、円安もあり日本の方が安いくらいだ)現地の発展を無視して、その時の金額だけで考えてはいけない。海外生活能力も必要。
同じことは田舎暮らしにもいえる。むしろ自動車の要らない都市生活の方が老後は生きやすい。買い物ができない。医者がいない。近所づきあいも大変。そんなことは気にしない人には、もちろんいいこともあるので、そのつもりで。
ときどき話題になる熟年離婚。男は定年で新しい生活をと思っても、妻は現在地に生活基盤ができていて、「田舎へ行きたいなら、あなたひとりでどうぞ」ということになる。そうなると、男には居場所がない。
総じて、普通に社会生活をしていれば判るようなことばかりだが、それでいて、いわれるまで案外気がつかないことも多い。
判っていれば事前に準備できるので、楽しい老後を過ごしましょう、という話だ。一読の価値あり。
花粉の時期になりましたが、いかがでしょうか?
定年後、三年半経ちますがうちの旦那さんは登山三昧で今のところ楽しそう。
何でもよいから何か心に決めた目標があるのは生活に張りが出ていいことですね!
・・・・という感じで機嫌よく遊んでいてくれれば良いと思います。。
私は朝から夕方まで仕事ですし、休みは介護で家に居ませんしキチンと留守番してくれていますし邪魔だとも思いません(笑)
登山三昧なら心配ないですね。千春さんも少しは時間の余裕ができてきたのではないでしょうか。
暇だからと、ギャンブル地獄に陥る人が勤め先にいました。投資で全財産を無くした人もいました。知っている人が、「あの人は“詐欺グループ”の“鴨リスト”に載っているんだ」と言っていました。
わたしはそんな金はないので、誘惑には誘われませんが…(笑)
寒いときにひどくなってようやく落ち着いてきたところ。このままなら花粉症は乗り切れそうです。わたしの場合、寒さが主で花粉症は従なんです。
そんな感じでしたね。
会社からはもう5年くらい・・・
まっぴらでしたね。
年間100日の出張・・・
不規則で、時には翌日までの仕事、急と実も仕事次第・・・
やりがいはありましたが、つづける気は全くなかったですね。
でも、これは私の場合、人それぞれなのでしょうね。
もっとも、私は在職中に発生していた病気で、5年も続けることは無理だったようですが・・・
ただ、もともと田舎に住んでいて良かったかなと・・・
車が無くても生きていけますし・・・(笑)
威張れたことではないですね。
負け犬の戯言です。
わたしは定年より少し前にやめました。事情はあったのですが、経済的には厳しかったな。
数年して友人に、今の仕事を頼まれて、週2日で引き受けました。それで経済的に余裕ができました。
田舎暮らしと言っても一律ではないので、自分の条件に合ったところなら行きたいものです。でもわたしには無理か。
オコジョさんの場合は、余裕をもって見通しを持っていたように感じます。充実しているように思えますよ。
わたしは去年の初夏に撮った写真の整理がまだできていません。けっこう無駄に時間を使っています。でも急ぐ必要もないので、まとまった時間ができたらやろうかと、先延ばししています。