2015年06月06日

レモン月夜の宇宙船

レモン月夜の宇宙船

野田昌宏   創元社   2008.11

       remondukiyo.jpg 

 レモン月夜の宇宙船は短編小説である。この本はそれ以外に、エッセイのような小説や、小説のようなエッセイが満載。
 レモン月夜の宇宙船は1968年9月にS−Fマガジンに掲載されたという。
 わたしが野田昌宏を知った頃には本屋になかったので、読むことができなかった。その後、「銀河乞食軍団」に夢中になって以来、ますます読みたくなった小説である。
 なんと2008年に本になっていた。
 
 アポロ計画が進行していた頃のこと。
 加寿羅勘三郎という隠れた老SFマニアがいて、膨大なコレクションを持っている。この老人は、総理大臣を自由に動かせるほどの実力者らしい。
 “僕”と“佐渡守”は偶然この老人に会うことができて、コレクションを見せて貰う。そして、言われる。
「私はいよいよ今晩、月世界へ出発しようと思います」と。

 膨大なコレクションの細かい説明や、この老人がなぜそんなロケットを持っているのか、など興味深い。
 コレクションの話は本当で、著者はSFコレクターとして知られている。「レモン月夜」以外は、そのコレクターぶりを書いている。
 また、野田昌宏宇宙軍大元帥の登場する話もある。のちに著者は野田大元帥と言われることになる。
posted by たくせん(謫仙) at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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