2015年06月18日

僕僕先生 零

僕僕先生 零
仁木英之   新潮社   2015.1
     bokubokurei.jpg
 王弁と僕僕は吐蕃から長安に向かう。その退屈な旅の途中で、僕僕は蓬莱での昔話を語る。
「物語は時には残酷だ。それでも聞くかい」
「先生の話すことなら」
 と、昔話が始まる。そして最後までその話。王弁の出番は最初の数頁のみ。
 黄帝軒轅・炎帝神農・西王母などという、神話時代。そこに拠比と、料理人として僕僕が登場。
 全ての始原である「一」の破片探しを炎帝から命じられる。けっこう楽しい話だ。
 どうやら、今までのシリーズとは趣を変えたようだ。「一」の破片を探し終えたわけではないので、今回限りではなさそう。
 今までに出てきた昔話は、僕僕にとって悲しい思い出のようだったので、今回のような楽しい話が多いと読むのが楽になる。

 引用する。
その少女、名を僕僕。後に伝説となる仙人なり。
天地が今よりもずっと熱く、神々がその主人だった頃のお話。成熟を迎えた神仙たちの社会に、突如異変が襲った。水を司る神・拠比は、相棒の料理仙人・僕僕とともに異変を解消すべく、創造主・老君が天地開闢に用いた宝具「一」を探す旅に出る。時を同じくして、黄帝は「人類」を創出し、世界変革を試みるが……。美少女仙人×ヘタレ神コンビによる新たなファンタジー冒険譚、開幕。

 
posted by たくせん(謫仙) at 08:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 書庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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